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12月11日-01号

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  1. 香芝市議会 1996-12-11
    12月11日-01号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成 8年第7回12月定例会          平成8年第7回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成8年12月11日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (19名)   1番 吉 川 政 重 君        2番 黒 松 康 至 君   3番 中 川 廣 美 君        4番 長谷川   翠 君   5番 吉 村 完 治 君        6番 大 倉 勝 彦 君   7番 藪   善 男 君        8番 川 村   治 君   9番 奥 山 博 康 君        10番 藤 本 みや子 君   11番 萬 慶 芳 貞 君        12番 西 里 晴 昭 君   13番 高 谷   廣 君        14番 小 川 正 晴 君   15番 辰 已 亘 弘 君        16番 田 中 信 好 君   18番 田 中   保 君        19番 長谷川 芳 治 君   20番 岸   為 治 君4 欠席議員  (1名)   17番 飛 鳥 誠 市 君5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     先 山 昭 夫    助役     森 元 公 爾   収入役    岡 田 紀 郎    教育長    百 濟 成 之   市長公室長  辻 本 勝 茂    総務部長   城   守 一   市民生活部長 奥 山 誠 次    福祉部長   西 野 武 弘   産業建設部長 竹 嶋   将    都市整備部長 堀 川 泰 弘   教委事務局長 山 田 勝 治    水道局長   松 浦 輝 男6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                     議会事務局長 上 田 武 志                       〃  書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。   報第9号 平成8年度香芝市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告について   議第35号 香芝市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについて   議第36号 香芝市の一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することについて   議第37号 香芝市税条例の一部を改正することについて   議第38号 香芝市乳幼児医療費助成条例の一部を改正することについて   議第39号 平成8年度香芝市一般会計補正予算(第4号)について   議第40号 平成8年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第2号)について   議第41号 平成8年度香芝市水道事業会計補正予算(第1号)について   同第6号 香芝市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて   意見書第7号 新たな「食料・農業・農村に関する基本法」の制定に関する意見書(案)   意見書第8号 消費税5%引き上げに反対する意見書(案)   意見書第8号の撤回について   請願第1号 仮称下田東団地造成工事に関する請願書   請願第2号 消費税の税率引き上げと中小業者への特例措置改廃の中止を求める請願書   請願第3号 市内循環バス早期実現に関する請願書   発議第1号 告発について   発議第2号 告発について   発議第3号 告発について   発議第4号 告発について8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。   11番 萬 慶 芳 貞 君        13番 高 谷   廣 君   14番 小 川 正 晴 君                              開会 午前11時46分 ○議長(田中信好君) 失礼をいたします。 本日、香芝市議会が招集されましたところ、年末何かとご多忙の中、議員の皆様方にはご出席をいただき、まことにご苦労さまでございます。 開会が大変おくれましたが、本日の事件の取り扱いについて運営委員会で審議をしていただいておりました関係で大変時間がおくれましたことをおわびを申し上げたいと思います。 なお、飛鳥議員の方から、本日病気のため欠席したい旨の届け出がございましたので、報告をさせていただきます。 本日はまことにご苦労さまでございます。今議会に予定されております案件がひとつスムーズに進行でき得ますように、議員皆様方の格段のご協力を心からお願いを申し上げまして、開会のあいさつにかえさせていただきます。 なお、ここで11月1日付で市職員の人事異動がございましたので、ご紹介を受けたいと思います。 ◎助役(森元公爾君) 議長のお許しをいただきましたので、平成8年11月1日付人事異動がございましたので、対象職員をご紹介申し上げます。 まず、部長をご紹介申し上げます。 市長公室長辻本勝茂でございます。 総務部長城守一でございます。 市民生活部長奥山誠次でございます。 福祉部長西野武弘でございます。 水道局長松浦輝男でございます。            (拍  手) 以上、部長をご紹介申し上げました。よろしくお願いいたします。 続きまして、次長をご紹介申し上げます。 市民生活部次長生活環境課長事務取扱をいたしております藤田榮作でございます。 都市整備部次長梅田善久でございます。 産業建設部次長建設課長事務取扱をいたしております竹田育宏でございます。            (拍  手) 以上、次長をご紹介申し上げました。よろしくお願いいたします。 続いて、課長をご紹介申し上げます。 市長公室秘書課長杉田明弘でございます。 市長公室企画課総括課長大村弘でございます。 市長公室情報システム課長松崎安宏でございます。 総務部税務課総括課長平井宏侑でございます。 市民生活部市民課総括課長住谷日出隆でございます。 福祉部厚生課総括課長和田善雄でございます。 都市整備部都市計画課総括課長小林域二でございます。 都市整備部駅前整備事務所長新居隆でございます。 産業建設部商工農産課総括課長堀内靖介でございます。 教育委員会社会体育課総括課長中村寛爾でございます。            (拍  手) 以上、課長をご紹介申し上げました。どうかよろしくお願いいたします。 以上で人事異動に伴います職員のご紹介を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(田中信好君) なお、11月1日付で議会事務局長に上田武志氏が既に就任をしていただいておりますので、ご紹介が後になりましたけれども、どうぞ今後ともよろしくお願いします。            (拍  手) それでは、市長、招集あいさつを受けます。 ◎市長(先山昭夫君) 本日ここに第8回12月定例市議会を招集させていただきましたところ、皆様方には大変ご多用の中でございますが、ご出席を賜りまして本当にありがとうございます。 本定例議会におきましては、平成8年度の香芝市一般会計補正予算を初めといたしまして報告案件1件、同意案件1件を含む9議案につきましてのご審議をお願いいたすわけでございます。何とぞよろしくご審議をいただきまして、原案可決、承認、あるいはご同意を賜りますようよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 本日から20日までの10日間にわたる定例議会でございますが、議員各位におかれましては大変ご苦労さまでございますが、よろしくお願いを申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつといたします。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより第7回香芝市定例市議会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(田中信好君) 署名議員でございますが、議長より指名させていただいてご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、11番萬慶芳貞議員、13番高谷廣議員によろしくお願いをいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期議事日程の決定(議会運営委員長報告) ○議長(田中信好君) 続きまして、本定例会の会期及び日程を議題といたします。 議会運営委員会で会期及び日程についてご審議を願っておりますので、議会運営委員長から報告を求めます。 田中保運営委員長。 ◆議会運営委員長(田中保君) 議長のご指名をいただきまして、定例本会議に先立って早朝より議会運営委員会を開会させていただきました。経過と結果についてご報告を申し上げる次第であります。 会期につきましては、お手元に配付をいたしております、本日11日から20日までとさせていただきます。 議事日程でございますが、私の報告の後、議長諸報告、建設経済委員長報告(意見書第7号、請願第1号)、総務文教委員長報告(意見書第8号、請願第2号)。意見書第8号の撤回についてでございますが、これは過日の本会議で総務委員会に付託された消費税5%引き上げに反対する意見書、これは地方自治法第99条第2項の規定により、小川正晴議員より5%の引き上げに反対する意見書が出されておりましたけれども、取り下げをしたい、撤回をしたい、こういうことでございます。続きまして、総合福祉会館建設特別委員長西名阪問題特別委員長報告土地開発公社問題特別協議委員長報告都市計画特別委員長報告。続きまして、行政事務調査特別委員長報告、これは発議第1号、発議第2号、発議第3号、発議第4号でございますが、告発の関係でございます。続きまして、市長の行政報告、議案一括上程、同第6号、同意案件でございます。提案理由説明、総括質疑、委員会付託。22番として請願第3号、これは、市内循環バス早期実現に関する請願書は、香芝市関屋北7丁目21番15号の松岡徳治さんより出されているわけでございます。所定の手続が整っておりますので、議案、こういうことで上程をさせていだきました。一応、5時に散会と、こういうことでございます。 なお、付託議案につきましては、総務文教委員会に付託される案件は報第9号、議第35号から議第37号、議第39号、議第40号、民生水道委員会に付託される案件としては議第38号、議第41号でございます。 早朝来、大変慎重に運営委員会を開会していただきました。簡潔に要点を報告させていただきました。私の報告漏れ等がございましたら、委員各位の補足をよろしくお願い申し上げます。 以上が運営委員会の経過と結果でございます。議員各位にはよろしくご理解をいただきまして、議会がスムーズに進行できますように格段のご理解をどうぞよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(田中信好君) ただいまの議会運営委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議会運営委員長から報告がありましたとおり、本定例会の会期は本日11日から20日までの10日間と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、議会運営委員長報告どおり、本定例会の会期は12月11日、本日より12月20日までの10日間と決します。 続きまして、本日の日程でございますが、お手元に配付の議事日程といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、お手元の日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 議長諸報告 ○議長(田中信好君) 諸般の報告をいたします。 監査及び現金出納検査の結果報告が来ておりますので、その写しをお手元まで配付しておきましたから、ご了承願いたいと思います。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程4 建設経済委員長報告(意見書第7号・請願第1号) ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、意見書第7号並びに請願第1号を議題とし、建設経済委員長から報告を求めます。 高谷廣委員長
    建設経済委員長(高谷廣君) 議長のお許しをいただきまして、委員会報告をさせていただきます。 去る9月本会議において継続審査となり、当委員会に付託を受けました意見書第7号新たな「食料・農業・農村に関する基本法」の制定に関する意見書(案)、請願第1号仮称下田東団地造成工事に関する請願書について11月28日に当委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について当委員会を代表してご報告申し上げます。 まず、意見書第7号を議題として提出議員の説明を受けた後、委員から、本案の願意の根幹について質され、三十有余年に制定された「食料・農業に関する基本法」は現状にはそぐわない部分が多々ある。近い将来、人口、食糧、環境の危機が予測される中、食料自給率の向上、農林業の再建は我が国の責務でもあり、日本の政策を明確にするための基本法をWTO交渉に提案できるように国で制定していただきたいとのことでありました。 以上で質疑を打ち切り、お諮りいたしましたところ、意見書第7号については当委員会として簡易採決で可決いたしました。 続きまして、請願第1号仮称下田東団地造成工事に関する請願書を議題として紹介議員の説明をうけた後、委員から、どのような苦情があり請願を出されたのかと質され、従来はこの場所は竹やぶであり、緑もあったが、それが突如として3メーターから5メーターのコンクリート擁壁ができ、家が建ち、上から見おろされるという状況で、環境が大きく変わったとの答弁がありました。 委員から、本案の工事はどこの業者がされているのかと質され、県の許可を申請された段階においては申請者は大阪に居住されている方であり、許可がおりた後は市内の業者が現在工事をされているとの答弁がございました。 それに対して委員から、本案の工事は許可に基づく地位の承継をされていたのかと質され、現在、都市計画法でこの許可が行政手続法の関係もあり、事務手続の簡素化により承認に変わっており、申請者と工事業者が違うケースは非常に多く、本案の工事についても承継されているとの答弁がございました。 委員から、この請願書の内容は、関係住民との協議が整うまで、工事の中断と事前協議についての香芝市開発事業に関する指導要綱の運用の改善を求めるということの2点であるが、県の許認可がおりている本件工事を中断することは可能であるのかと質され、理事者より、本件工事については、県の開発要綱に基づき正規に造成されているので中断は不可能であるとの答弁がございました。 また委員から、香芝市宅地等開発事業指導要綱の事前協議についてはどのような認識を持っているのかと質され、香芝市開発事業に関する指導要綱では、事業者は香芝市長と協議する前に地元関連の協議を了し、地元の同意書を事前協議書に添付しなければならないとなっているが、地元関連という非常にあいまいな表現をしており、住民の方は道路一本挟んで工事箇所と接してないが、当然事前協議の中に入ると理解されても間違いではないと理解しているとのことでありました。 また、委員から理事者に対して、香芝市宅地等開発事業指導要綱の事前協議についての基本的な考え方について質され、市の指導要綱は少しでも市のまちづくりがよい方向にというのが趣旨であり、それに基づくものと公共公益施設の負担区分を明確化するために指導要綱を設けている。そういうことから、負担区分とは開発協力金、これをいただく基準を要綱でうたっている。関係人については、あくまでも隣接所有者を関係人とうたっているが、事前協議の段階においては、あくまで開発行為者、事業者の責務において、工事着手に対しては付近住民から苦情の出ないよう事前に説明をするようにという条件をつけて事前協議を行っているのが現状であると答弁がございました。 それに対して委員から、事前協議という認識は住民の方々と行政側とでは著しく違うことが本案の工事でわかり、今までにもいろいろな箇所でこういうことが起きていたことも事実である。事前協議については、指導要綱での表現が非常にあいまいであり、今後、この件に関して考えなければならないとの意見もあり、当委員会としては継続審査といたしました。 以上で当委員会に付託を受けました案件についての審査の経過と結果について報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら所属委員の補足説明をよろしくお願いを申し上げて、終わります。 ○議長(田中信好君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 私の聞き間違いかもしれませんが、本請願審議に当たって、いわゆる請願筆頭議員の説明を受けられたと思うのですが、その中で理事者に質されたという点があるのですが、この辺のところを委員長、少し答弁をしていただきたいと思うのです。請願筆頭紹介議員から説明を受けられたのか、理事者の答弁を受けられたのか、理事者はその請願審査中に答弁されたのか、その辺のところを聞かせていただきたいと、かように思うのです。 ○議長(田中信好君) 高谷委員長。 ◆建設経済委員長(高谷廣君) 岸議員にお答えいたします。 提案者から事情をお聞きいたしました。 ○議長(田中信好君) それでよろしいですか。 岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 提案者からの説明であればよろしいが、理事者の説明を受けたと、私こう聞いたように思いましたので……。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 意見書第7号について、委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第7号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 請願第1号について、委員長報告のとおり継続審査とし、建設経済委員会に付託することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、請願第1号については継続審査とし、建設経済委員会に付託することに決します。 昼食のために暫時休憩いたします。            午後0時11分 休憩            午後2時35分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 総務文教委員長報告(意見書第8号・請願第2号) ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして意見書第8号並びに請願第2号を議題とし、総務文教委員長から報告を求めます。 西里晴昭委員長。 ◆総務文教委員長(西里晴昭君) 議長のお許しを得まして委員長報告を行います。 去る9月26日の9月定例議会において継続審査となっております意見書第8号、請願第2号について、12月2日に当委員会を開催いたしましたので、審査の経過及び結果について当委員会を代表して報告申し上げます。 まず、意見書第8号消費税5%引き上げに反対する意見書(案)につきましては、当日、本案の提出者であります小川議員より本案を撤回したい旨の申し出があり、あわせて当委員会に急用のため出席できないとの連絡がありました。また、賛成者にも急なため出席していただくことができなかったため、当委員会としては本案について審査を保留いたしました。 続いて、請願第2号消費税の税率引き上げと中小業者への特例措置改廃の中止を求める請願書を議題とし、紹介議員から趣旨説明を受けた後、委員から、現在の国家財政の破綻が危険な状況にある一方で、超高齢化社会を迎え、今後も介護福祉等に膨大な支出が必要になることについての考え方を質され、紹介議員から、消費税が高齢化社会のためと導入され8年になるが、その間、消費税収入31兆1,781億円のうちゴールドプラン関係に使われた金額は1兆8,813億円であり、消費税収入の6%にすぎない。また、大型公共事業や軍事費、また住専につぎ込まれる分を回せば消費税を引き上げなくても十分に財源はいけるので、消費税の引き上げを中止をお願いしたいとの答弁に対し、委員から、5%の引き上げには反対で、現在の3%の消費税については認めるのかと質され、今回の請願は消費税を3%から5%への引き上げ中止を要望する請願であるが、将来は消費税廃止の方向であるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成の討論を受けた後、採決の結果、賛成少数と認め、請願第2号については当委員会としては不採択といたしました。 以上で当委員会の審査の内容についての報告を終わりますが、報告漏れ等がございましたら所属委員各位の補足説明をお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(田中信好君) ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 意見書第8号について、委員長報告のとおり聞き及びいたします。 続いて、請願第2号について討論に入ります。 委員長報告に反対の討論をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 請願第2号、委員長報告には反対で、請願第2号消費税増税引き上げと中小業者への特例措置改廃の中止を求める請願書には賛成いたします。 請願書に委員会で、高齢化社会に消費税の財源が必要だが消費税には反対だ、請願書には反対と、廃止と書いてないので請願書に反対だと。財源が消費税に必要である。そして、廃止は廃止と書いていないので反対だと、ちぐはぐな、矛盾したご意見で消費税増税中止の請願書に反対しておられますけれども、これは結局消費税増税に賛成しているわけでございます。このようなごまかしは許されないものでございます。 今回の総選挙で300人余りの議員が消費税中止、凍結を公約して通った議員の方がいらっしゃいます。国民の意思を守り、公約を守るならば、来年4月の消費税をこの条件を生かして中止することができるわけでございます。国民の民意と公約を守るために、今、消費税増税中止や中小業者を困らせる特別措置改廃の中止を求める請願書採択をするべきでございます。 政府は消費税率を96年から3%から5%に引き上げることを中心として、国会にもかけないで消費税を閣議決定しておりますけれども、そしてまたその上業者の限界控除の廃止で業者の消費税の負担は何十倍になり、また業務も複雑になってまいります。 政府は消費税増税の理由を減税のためと言っておりますけれども、税率6%でさえ増・減税差し引きで、年間900万円以下の方の、国民の9割の方が増税になるのでございます。消費税3%でも赤ちゃんからお年寄りまで、年間1人当たり3%で5万円、5%になれば8万5,000円になるもので、所得の低い人ほど負担の重い最も不公平な税制でございます。消費税がある限り、税率引き上げのたくらみはなくなりません。また、地方財政への影響は1,560億円と影響してまいります。 高齢化社会のためと称しておりますけれども、これまでのゴールドプランに使われたお金は6%、軍事費に使われたお金は70%、高齢化社会のため介護制度充実のためとは言っておりますけれども、この補償はございません。大型公共事業や軍事費をふやすための財源づくりでございます。住専処理に使われる血税1兆3,000億円や、大企業を優遇している税制制度を是正し、また軍事費を削減すれば高齢化社会を支える財源は十分にございます。よりまして、請願第2号消費税の税率引き上げと中小業者への特別措置改廃の中止を求める請願書に賛成し、委員長報告には反対いたします。 以上でございます。 ○議長(田中信好君) 続いて、委員長報告に賛成の討論をお受けします。 吉川政重君。 ◆1番(吉川政重君) 委員長報告に賛成の立場で討論をさせていただきます。 ご承知のとおり、我が国の国家財政は今まさに破綻の状態にあり、文字どおりの現実の危機的状況にあるわけであります。 一方、世界でも例を見ない超高齢化社会に突入している現状を考えますと、現在の福祉水準を維持、あるいは拡大していくという前提に立つ以上、今後、福祉諸政策に膨大な支出が必要となってくることも一方の現実でございます。 このままではいわゆる赤字国債の発行が避けられず、もしそうなればこの重大な問題を先送りにし、将来の国民にさらなる負担を強いることになるわけであります。そのような状況の中、消費税の導入、あるいは今税率アップという、そういう方向が出されておるわけであります。 しかしながら一方で、この消費税という税制自体は逆進性の強い問題があるのも事実であります。しかしながら、今のこの危機的国家状況、これを考えますと、単に消費税という一税制の税率の問題として、そういう点からのみ考える程度ではこの根本的な解決にはならない。そのような厳しい状況に今我が国の財政が追い込まれているわけであります。根本的な解決を考えるならば、このまま消費税制度に頼っていくのか、あるいは消費税の廃止も含めて抜本的な改革が必要であるわけであります。 また、省庁の統廃合、あるいは会計検査院の機能強化など、いわゆる行政改革にも当然国が努力をしていかなければならず、その進め方にも当然議論をしていかなければならないわけであります。 このように総合的見地で考えていく必要がある現実の中で、単に消費税の2%の税率アップという問題として矮小化するだけでは現実の危機が解決できないとの趣旨で、この請願には反対をさせていただきたいと、そのような趣旨でございます。 また、先ほど紹介議員の方から反対の、ちぐはぐというふうな指摘もございましたが、先ほど委員長報告の中でも審議の内容もご報告いただきましたように、もしもこの請願書の内容だけを見るならば、これは現状の3%の消費税の内容を認めるというような趣旨として見なければなりません。 しかし、この点を質問をすると、将来には反対である、とりあえず2%の増額のみに反対であるというふうな答弁もございました。しかし、もう将来そのような悠長なことを言っている場合ではないという、そういうふうな危機的状況の中にあることをご理解をいただきまして、委員長報告について賛成の立場の討論とさせていただきます。議員の皆様のご理解をよろしくお願いします。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 委員長報告は不採択でありますので、請願については請願原案について採決いたします。 請願第2号につきまして採択することに賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 反対の方の挙手を求めます。            〔反対者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成少数と認め、請願第2号については不採択といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 意見書第8号の撤回について ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、意見書第8号の撤回についてを議題といたします。 小川正晴君から意見書第8号の撤回理由の説明を求めます。 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) ただいま議長からお許しを得まして、さきに平成8年9月26日に提出した意見書第8号消費税5%引き上げに反対する意見書(案)について、今回、香芝市議会会議規則第19条第2項の規定により撤回を請求いたします。 この件についてその理由を述べさせていただきます。 本案について、さきの9月の定例本会議において総務文教委員会に継続審査として付託され、平成8年12月2日に審査されるまでの間に受けるいろいろ社会情勢の変化に伴い撤回したいので、香芝市議会の皆様方のご了解をよろしくまずお願い申し上げておきます。 実は当日、審査の当日2日に、私自身も前日に非常に不慮の事態が出来、大変出席することを慌ただしく連絡して現地へ行きましたために、当日欠席させていただきました。その件について、非常に審議未了という異常な事態になりましたことにつきましては深く深くおわびする次第でございます。 一度は賛成議員のご賛同もいただきまして、今回ここにこの場において撤回について高度なご理解を賜りまして、この迷惑をかけましたことに対しましては本当に申しわけなく思っておりますし、軽々しき今後そのような軽率なこともないように、二度とこういうことはしてはならないことでありますので、たび重ねて自分にも言い聞かせて反省しておる次第でございます。 とにかく当委員会と議会に大変ご迷惑をおかけ申し上げまして、大変失礼しますけれども、この席でおわび申し上げます。今後とも何かとご配慮いただきまして、この件についてご理解をご了承を賜りますよう重ねてよろしくお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 提案の理由に社会情勢の変化に伴い撤回いたしますと書いてありますけれども、今、国民の多くの方々が消費税に、NHKの調査でも70%余りの方々が消費税増税に反対しておられるという中での、今こそこの意見書を提出することが今の情勢にかなったものだと思いますけれども……。 ○議長(田中信好君) 藤本議員に申し上げます。 ◆10番(藤本みや子君) そのような中で撤回をするということ自体はやはり問題があるのではないかと思いますので、この理由については私は納得いかないと思います。 それともう一つ、賛同議員の方々がどのようにおっしゃっておられるのか。一人だけの小川正晴議員の提案だけですので、あとの方々がどのようにおっしゃってるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中信好君) ただいま藤本議員からお尋ねがありましたけれども、提案議員がここに述べられたように、このような理由で撤回をしたいと、こう言っておられます。そういった意思をやっぱり尊重されると。矛盾な点を追及されるんじゃなしに、今、国民が望んでいるとかどうとかいう問題とはまたこれは違う原点かと思います。 それともう一点、賛成者の方の取り扱いでお尋ねありましたけれども、提案議員が撤回をしたいと、こういうお申し入れがございまして、賛成議員の方からは、本人がそのように言われるんであったら我々も賛成しますということを確認をしております。 ほかにございませんか。 奥山君。 ◆9番(奥山博康君) 撤回請求書ということで、非常にこの取り扱いについて私も慎重なんですけれども、撤回請求書が出ております。社会情勢の変化に伴い撤回ということは、消費税5%を認めますということですか、そのことをお聞きしたいと思います。 ○議長(田中信好君) 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) 実は、私自身、当日出席できなかったこのことに関して、本当に自身の政治としての、政治に対応する初志として本当に自分自身悩んでいるわけでございます。そういう点もありまして、すべて今回香芝市議会内においてはとにかくご了解願いたいということで撤回をお願いしておるわけでございます。 ○議長(田中信好君) 奥山博康君。 ◆9番(奥山博康君) 私の質疑は、撤回するということは消費税の5%を認めるということですかという質疑なんですね。これに対して答えていただいたら結構なんです。 ○議長(田中信好君) 小川正晴君に申し上げます。 5%引き上げに反対する意見書が出された。これを撤回された。その裏には、請願されてから今日までの間に社会情勢の変化があったと、こういう理由を述べられておりますけれども、社会情勢の変化ということは、3%から5%に引き上げることに対してはやむなしというふうに認められて撤回をされたのかどうかと、こういう問いかと思いますので、これに対して端的に、明快にご答弁をいただきたいと思います。 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) 端的に申し上げたいというのは私自身も申し上げたいんですけれども、何せ私自身の問題のことでございますが、個人的な、本当に自分自身の政治家としてあるべき態度でなかったことに対して本当に申しわけないという心情をご理解していただきたい。 ○議長(田中信好君) 小川議員に申し上げます。 もう少しわかりやすく、質問者にわかるようにご答弁をいただきたいと思います。 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) 私としては、この付託を受ける前に申し述べたとおり、市民の心情を考えたときに、私自身としては個人でありますけれども、反対していきたいというのは心情はありました。 ○議長(田中信好君) 奥村博康君。 ◆9番(奥山博康君) 今の小川議員の答えを聞くと、撤回の請求書の理由になってないでしょ。だから、議長、私の質問にイエスかノーで答えていただいたら、もうそれで終わるわけですわ、私。今の理由でこれ事件撤回請求書というものを認めるというたら、私は個人的に議員としてこんなん認められませんよ、今の理由であれば。だから、5%が反対の意見書やったと、3%から5%が。それを撤回しますよということは、3%から5%をお認めになるのですねということだけなのですよ。 ○議長(田中信好君) 3%、5%問題は骨格になる問題かと思いますので。撤回をされる。それには、現時点ではもう既に3%から5%になると、こういった国の方の方針が決められていると。これに対して、やむなし、賛成をするというふうな形で撤回されるのか、この辺もう少し詳しくご答弁をいただきたいと思います。 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) 前言を取り消していただきたいと思います。 どちらかといえば、私個人認めます。よろしくお願いします。 ○議長(田中信好君) 3%から5%を認めると、こういうことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ほかに。 岸為治君。 ◆20番(岸為治君) ただいま意見書について取り下げの案件が今審議されている中で、取り下げのいわゆる事件撤回請求書ということについて、小川正晴、いわゆる筆頭者であったということだから1名の名前を記されておるわけでございますが、議会としましてはやはりこれには3名の賛成者があったということでございます。 その3名の方々につきましては、議長が今口頭で同じように撤回の文書をいただいておると、こういうふうに説明を受けたのでございますが、議長、そのようで間違いありませんか。 ○議長(田中信好君) 間違いございません。 ◆20番(岸為治君) 私はなぜこれを厳しく申し上げるかといいますと、小川議員がただ私が筆頭紹介議員だからということで、私が大変急に親族に不慮の事故があったということだから出頭できないと、これは話で聞いたことですが。それで、委員会に出られなかったと。だから、委員会が審議されなかったということであればまだ認められる点もありますが、先ほどの委員長報告を聞きますと、私は出席できない、だからもう取り消ししますということを委員長にまで話があったということは、この提案されるその筆頭紹介議員といいますか、筆頭者が一人で決められるものなのか。そのようにいわゆる賛同をいただいた方を軽々しく扱っていいのか。その辺のところをどう意識されておったのか。今、深々と私の至らなかった点でございますとおっしゃっておるのに、私はこれ以上申し上げることはあえて小川議員に追い打ちをかけておるというように思われますけれども、しかし賛同をされた皆さんはそんなものじゃない。冒頭申したようになります。 だから、その委員長報告に出席できません、だから取り下げしますというようなことがあり、しかもなおかつ1名の名前でもって撤回を請求されとる。しかし、尋ねてみれば他の賛同者も撤回を一緒に出されておるということならば私納得できますけれども、私物化したようなこと、あるいはさらに言うならば、この時点の、いわゆる地方選挙前に消費税云々ということで大変問題になっておった点であります。これらを道具に使うというような意見書であったのかどうか。私はやはりこうした場ではっきりとしておかなければいけないと。もてあそんでもらっては困ると。この辺の取り下げに対するいわゆる小川議員の回答を求めたい。 以上です。 ○議長(田中信好君) ただいま岸議員の方からお尋ねありましたように、委員長報告では当日出席できないということで報告があったと。その後の取り扱い、また撤回に至るこれらの経緯については、朝から運営委員会でいろいろとご協議をいただいたと。この内容はよくご存知であろうかと思います。時間の関係で委員長報告は簡単な形でやっていただきましたけれども、実は内容はそういうことやったと。こういうことで、もちろん3名の賛成者の議員の方もおられると。これらの方に十分ご理解をいただいて、撤回に対してでも賛成をいただくということが前提であるということで、これらの確認もいたしております。そういった形で今回提案議員から撤回という形をとられましたので、ひとつこの辺をご理解いただきまして、この問題については提案者から出された撤回という形でひとつ皆さん方のご理解をいただきたいと思いますけど、いかがでございますか。 岸為治君。 ◆20番(岸為治君) あえて私は重ねて申しておきますけれども、そうした政治的背景、いろいろ考えた上の、これを道具にするというようなことはいけないんですよと、私これだけ強調して、これ以上はもう言いません。しかし、それだけはやはり各議員皆さん、私も含めて考えておかなきゃならないと、かように思いますので、よろしく。 ○議長(田中信好君) 貴重なご意見をいただいております。ここにもございますように、今後このような事態は二度となきように一緒に対処したいと、本人もこのように言っておられますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。 質疑がないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 意見書第8号の撤回について承認することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、意見書第8号の撤回については承認することに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程7 総合福祉会館建設特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、総合福祉会館建設特別委員長から報告を求めます。 大倉勝彦君。 ◆総合福祉会館建設特別副委員長(大倉勝彦君) それでは、議長の許可をいただきましたので報告をさせていただきます。 本来でしたら飛鳥委員長が報告をするわけでありますけれども、委員長に事故がございましたので、かわりまして報告させていただきます。 去る11月27日に開催いたしました第16回総合福祉会館建設特別委員会の審議の経過と内容につきまして、委員会を代表いたしましてご報告申し上げます。 当委員会は、総合福祉会館建設についてを案件といたしまして、前回の委員会で理事者より、基本計画(案)の一部見直しをしたいとのことでございました。 それでまず、見直しをされた基本計画案について、理事者から説明を求めました。 まず、全般的な考え方といたしましては、総合福祉会館は全体の構成と保健と福祉の両面から中身の一部を見直し、あわせて今後の高齢化社会に対応する介護保険制度等の国の施策の状況、また住民からの要望の多様化、そういう将来的な展望を見据えた上で、総合福祉会館のサービス内容及び運用等、さまざまな条件に対応できるように検討を加えました。 主な柱といたしましては、第1点目として、公的な介護保険制度は、現在、国の案として在宅サービス、施設サービスを平成12年度から同時に実施するということで進められております。将来を見据えた総合的な福祉サービスを考えているという点。 第2点目は、保健、福祉の連携による一体的な推進が図られ、保健事業との連携によって老人の生きがい、また健康づくりというものに役立てたい。 また、第3点目は、高齢化社会を支えていくためには行政、民間団体、市民、それぞれの役割、機能を出し、それぞれ総ぐるみの基礎づくりを推進することが大事であり、人づくりを推進する拠点、そして福祉団体の活動の拠点という位置づけをしていきたい。 4点目といたしましては、将来、段階的に実施されるであろう総合福祉サービスの余裕スペースを確保した中で検討を加えたいという全体的な一応の説明がありました。 続きまして、福祉会館の今回の見直し案の面積的な説明がありました。 まず、ペントハウスという3階から屋上へ上がる階段と屋上へのエレベーター部分を新たに設け、その面積は66平米の増になっています。 次に、3階部分は当初計画案より74.836平米の増になっており、2階部分についても当初計画と比較して407.607平米の増加であり、また1階部分についても226.673平米の増であり、全体として775.116平米の増となっている。 なお、屋外附帯設備については、駐車場スペース等に当たる部分で、今回の見直しの中で身体障害者用の雨よけ駐車場及び通路部分を新たに計画している関係上、当初と比較して142.481平米の増となっている。延べ床面積は、今回の見直し案では8,127.1平米であり、当初計画案と比較して917.597平米の増を予定している。 次に、今回の見直し案で、事業別により新規に設置した部屋、拡充、減少した部屋の説明がありました。 福祉会館の1階部分は関係事務局、総合情報センター、在宅福祉センターを置き、主に事務所及び在宅福祉事業部門であり、その中で新規に設けた部屋は総合相談窓口、情報図書室、また在宅福祉センター関係ではケアマネージメント室を設け、ホームヘルパー、ケースワーカー、保健婦等による総合的なサービスの調整と運営を行う目的で設置し、保健施設、障害者ふれあい室、水浴訓練室を新たに設けた。また、当初の間取りを拡充した事務所については、相談室を含め245平米を拡大し、デイサービス部門、ホームヘルパー室、地域リハビリ室、在宅介護室についてもそれぞれ拡充をした。また、逆に縮小した部分については、福祉機器の展示コーナー、水浴訓練プールであります。 次に、2階部分の長寿社会いきいきライフセンターの部門では、高齢者だけでなく、子供から大人に至るまでの各人の触れ合いの場としての位置づけをしてレイアウトしている。新規に設けた部屋については、障害者用の家族ぶろ、ふれあい相談室、シルバー生きがい相談室である。また、面積を拡充した部分については、大浴場、娯楽教養室に当たる大広間、和室、茶室、創作の工芸室、視聴覚室、多目的ホールと、それぞれスペースを大きくしている。また、若干縮小した部分については、くつろぎのコーナー、健康増進室である。 次に、会館の3階部分については、福祉の人づくりセンター、児童・母子・父子支援センター等の福祉の人づくり部門を集約しており、新たに設けた部屋としては、福祉団体室、ボランティアルーム、ボランティアの更衣室、研修室を設けている。また、拡充をした部分については、ボランティアの活動室のスペースを少し広げた。 また、今回新たに各階の屋上利用を考え、面積は、1階の屋上で約200平米、2階の屋上で約930平米、そして3階屋上の約1,000平米を合わせて約2,130平米を屋上利用として新たに設けた。 次に、福祉会館の内容面については、全体構想において以前とほとんど変更を加えていないが、身体障害者用の駐車場として、屋根つきで車が4台収容できるようにした。 1階部分の平面プランについては、デイサービス、リハビリテーション、保健、在宅介護室、ホームヘルパー室、福祉事務所及び社会福祉協議会事務所、相談室、食堂、喫茶を1階に配置した。 エントランスホールは中庭に面し、開放的な、明るい空間とし、ホールに隣接し、総合案内カウンターを設けている。 2基のエレベーターと階段は見通しがきき、最も使いやすい位置に配置し、明確な動線計画を行う。 また、スタッフの目が届くように、デイサービス及びリハビリテーションゾーンの導入部にスタッフルームとカウンターを配置している。 デイサービス食堂は修景地に面して設け、明るく、清潔なイメージとしている。 特殊浴室、一般介護浴室は、安全に配慮し、介助しやすいようにしている。 プレイルームや機能回復訓練室は屋外プレイロットに面し、屋外での遊びや訓練が行えるよう配慮している。 水浴訓練室は監視室を中央に配置し、事故防止に努め、水深は1メートルにし、プールに入りやすいスロープを設け、歩行浴などの訓練を安全に行える配慮をしている。 各部門相談室を事務所と隣接するゾーンに集約配置し、プライバシー等を守り、利用しやすく配慮している。 また、将来のため24時間活動エリアを設け、そのエリアに在宅介護室、ホームヘルパー室、警備室、湯沸室、便所等を配置している。 一般食堂、喫茶は池に面した位置に余裕のある広さを確保し、ゲートボールや散歩の後、気軽に利用できるように外部から直接利用できる入り口を設けていると。 2階部分については、長寿社会いきいきライフセンター機能の健康づくり、寝たきり予防事業、クアハウス事業を行うため、集約的に配置している。 ここで一番メインとしている大浴場ゾーンは、有料化を考えている部分と無料部分を明確化し、利用しやすく、管理しやすい配置を考えている。 大浴場は純和風の内装を施し、木の香りに包まれた二上山に四季折々の景観を楽しみながら利用できるものとし、気泡ぶろ、打たせ湯、サウナ等も設け、子供からお年寄りまでだれもが楽しめる温泉としたい。また、露天ぶろは自然の岩や樹木で演出し、二上山の自然の移ろいを十分楽しめるような演出をしたい。また、身体障害者の方々も家族と一緒に気兼ねなく温泉気分を満喫できるよう専用家族ぶろを設けている。 多目的ホールは150名収容の可動式客席や可動式のステージを備え、本格的AV設備を備えた50名収容の視聴覚室を設け、音響や遮音、振動の対策も考えたい。 高齢者のための和室大広間は舞台つき140畳の広さであり、2分割してさまざまな利用目的に対応できるものにしたい。ほぼ毎日利用される高齢者や定期的に行われるクラブ活動等に対して、小和室2室と茶室、創作工芸室を別に設けている。 続きまして、3階部分については、福祉関係団体並びにボランティア団体の活動をサポートする福祉の人づくりセンターと児童・母子・父子支援センター、福祉情報センターを配置した。 人づくりセンター機能として、約50名の研修室と約100名収容の研修室のほか、ボランティア作業室、調理実習室、各種団体室を設けている。 また、児童・母子・父子支援機能として、子育て交流室を屋上庭園に面して配置している。また、福祉情報センター機能として福祉図書室を設ける。 屋上は二上山を展望できる屋外庭園を設け、散策や屋外歩行訓練や休憩等の利用ができるように計画する。 最後に、外観につきましては鶴をモチーフにということで計画しており、二上山に向かって今にも飛び立たんとするような外観デザインを残していきたい。外観上特に重要な屋根とシャフトの部分については、水平と垂直のラインを強調し、軽快感と緊張感を持たせ、基壇部には安定感や統一感を持たせるようにしている。また、基壇部と屋根との間にはガラスを用いて透明感を表現し、施設の開放性と明るさを確保していきたいとの報告がありました。 これに対しまして委員から、今回の見直し設計については、設計業者は市からの要請で見直したのか、それとも設計業者から見直しを言われてきたのか。また、見直しに対しての設計費用について質され、現在の福祉事業は日々刻々と需要が増大し、当面に直面している問題、さらに中期的な展望に立った中で、前回からご承認をいただいている建築費30億円と外構費3億円を基本ベースとし、基本的には発注側の意識変化ということから、行政の要請を参考にして業者が設計し、今回の見直しとなった。また、見直しに対しての設計費用は約2,000万円強であるとの答弁がありました。 これに対し委員から、設計業者というのは発注者側から設計変更の要請を簡単に受け入れ、変更するものではなく、設計業者の方から自信を持って現在の福祉事業を市に対して指導するぐらいの設計業者であってほしかったとの意見がありました。 また委員から、福祉会館の早期完成を目指して、今後どのような予定で進めていくのかと質され、本設計については1月中旬から下旬の予定をしており、契約は平成8年度中には完全に終わり、地鎮祭もできるぐらいの方向で進めたいという意欲を持っているとの答弁がありました。 また委員から、福祉会館の入札方法については、事業費を考えた場合、国、県の指導で一般競争入札をしなければならないが、手続上時間がかかるが、その点どのように考えているのかと質され、入札の方法については、福祉会館の事業費を考えた場合、一般競争入札が時代の要請としては望ましい。が、長期間かかり、難しいので、それ以外の従来から行っている指名方法にするか、JV方式にするのか、どの入札方法がベストであるのか。今後、各部長で構成されている委員会とも十分吟味し、透明性のある入札方法を早期に検討したいとの答弁がありました。 また委員から、高齢者の皆さんが期待されている大浴場は2階にあり、高齢者にとっては、玄関から2階へ上がるのにエレベーターを探すことも大変なことである。エスカレーターの設置については多くの市民から強い要望も聞いている。また、完成してから後でエスカレーター設置となれば大変な工事になり、経費もかかる。利用者の立場を考慮し、エスカレーター設置について検討していただけるのかどうかと質され、エスカレーター設置については内部的に検討し、財政的な面も考慮し断念しましたが、今日まで委員会の中で検討していただいている委員の強い意向もあり、できるだけそういう方向でやりたいとの答弁に対し、委員会として利用者の利便性、優しい福祉づくりの一環としてぜひエスカレーターを設置されるよう要望いたしました。 以上で委員会の審査内容についての報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら所属委員各位の補足説明をよろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 前回の設計業者と今回の設計業者と同じであるのかどうかということと、金額について、前回3,000万円ほどで今度二千何ぼって言ってましたけれども、ちょっと聞き漏らしましたけれども、そのお金について、前回も払って今回も払うのかどうか、どうなのか説明していただきたいことと、それとこの設計変わったんですけれども、その設計の中に、私は前から言ってますように、地域の障害者団体、老人会、ボランティアの意見をどのような形で取り入れて、何回ほど交流し、話し合われたのか、その点どのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(田中信好君) 大倉副委員長。 ◆総合福祉会館建設特別副委員長(大倉勝彦君) 設計業者は前回と同じ類設計でございます。 それから、最初の設計料は約1億円。今回、2,000万円というのはやり直しで、見直し設計で2,000万円余分にかかるということでございまして。 それから、各種団体の意見を聞くことを審議したかということですが、それはしておりません。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程8 西名阪問題特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、西名阪問題特別委員長から報告を求めます。 小川委員長。 ◆西名阪問題特別委員長(小川正晴君) それでは、議長の許可を得まして、西名阪問題特別委員会の審議の内容を私よりご報告申し上げます。 去る11月28日に開催いたしました西名阪問題特別委員会の審査の経過と内容につきまして、委員会を代表してご報告申し上げます。 当委員会は、西名阪問題についてを案件とし、理事者から西名阪自動車道周辺整備の進捗状況について説明を求めました。 それによりますと、事業全体用地面積1万7,049平方メートルに対し、さきの委員会以後、日本道路公団部分で773平方メートルが買収されたことで、本年10月31日現在の用地買収済み全面積は1万4,940.63平方メートルとなり、87.63%の達成率となっています。 なお、今回の日本道路公団部分の買収により、JRから東側については用地買収がすべて完了しました。 また、未買収地については、日本道路公団施工分では1,090平方メートル、県施工分では1,017平方メートルとなり、合計2,880平方メートルが未買収地であるとのことである。 また、その他の報告として、西名阪のリフレッシュ工事が工程どおり完了したことと、香芝高架橋補強工事並びに香芝インター天理行き加速車線の延長工事に伴う下部工事が今年度末に完了見込みであることと、また県事業のインター線の左折レーン設置工事がほどなく完了する予定であるとの報告がありました。 以上の報告に対して、委員から、未買収部分の進捗状況について質され、理事者から、まず公団の未買収部分で、生協の部分については移転先等の協議が進展しておらず、またその隣の塀がかかる部分は建物の移転補償を条件提示されているが、公団は家の方がかからないとして交渉が暗礁に乗り上げております。また、店舗部分については4店舗のうち2店舗が移転しているが、残りの2店舗とは補償条件が合意していないということです。また、交差点の角地については、補償提示額と要求額との差が大き過ぎるため暗礁に乗り上げている状態であります。また、西名阪南側の三角地は、話に入ったが、仕切り直しの状態でもあります。次に、県関係の未買収部分で、ローソンの土地については代替地の要求が大きく交渉が進まない。また、市道から阪本石油までの間は、近々中に自治会長と話をした中で、権利者を集めて説明会を持つとのことであるとの答弁がありました。 これに対し委員から、県の未買収地と西幹線との関係で、近々の説明会は西幹線を包含した中で行うのかと質され、理事者からは、西幹線を包含した中で説明会を実施したいとの答弁がありました。 委員から、今後、県の未買収地の買収については168号線の西側の買収を先に進めていくのか、また西幹線との関係について、また買収についてはすべて県で買収してもらうのか、市として開発公社の先行取得を使う方針なのかと質され、理事者から、国道168号線から西側については事業化されているので、協力があれば県で直ちに買うことができますが、西名阪から旭ケ丘の入り口までの計画街路については住民から事業化の希望があり、市の公社等が利用できるのなら事業化をするという詰めまでできております。地元住民の協力を求めるために付近の東側も含めて説明会を行い、まず測量をお願いしていきたいとの答弁がありました。 委員から、交差点から北側のユニオン産業までの工事の着工と完成見通しについて、またJR踏切から東側の着工と完成見通しについて、また県の未買収部分の完成目標について質され、理事者から、ユニオン産業前については、平野川の暗渠の敷設について県の河川課との協議が終わり次第着工を行うが、本年度末までに着工予定であるとの答弁がありました。JRから東側の部分については、今回買収した部分の家屋移転に約1年、その後、建物を取り壊してから着工するため、着工まで約2年以内にする予定であるとの答弁がありました。県の未買収部分については、近々中に自治会長とも打ち合わせをし、権利者に集まってもらった中で、まず測量から実施していく。また、一定区間の買収が終わらない限り工事着工は難しいので、工事着工の予定は現在立てていないとの答弁がありました。 以上で当委員会の審査内容についての報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願い申し上げます。 以上で終わります。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでした。 ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 田中保君。 ◆18番(田中保君) ただいま小川委員長の方から、西名阪問題に対する経過についてご報告をいただいたわけでございますが、大変ご苦労をいただいているわけでございますが、委員長報告の中で、補償額と要求額が非常に差が大きいと、こういうようなことで工事がなかなか進展しないのだと、こういうふうに報告をいただいたわけでございますが、その補償額についてはどのような区分でやられるもので、それは明らかにされているのかどうか。本来、国、県、市、こういったものがある程度の補償額という明示をなされているのか。これに対して要求される方が、どういうような金額でどういうような状況になっておられるのか。そのことによって、工事が進まない。補償額が妥当であるのか、要求額が妥当であるのか。こういった点についても、ひとつどのように審議をされて、この委員長報告がなされたのか。そこら辺のところをお聞かせをいただきたい、このように思います。 ○議長(田中信好君) 小川委員長。 ◆西名阪問題特別委員長(小川正晴君) 田中議員の質問にお答えします。 当委員会において補償額、またそれ等については、公団の方からは一切明らかに、今は明示受けておりません。担当課の方からも強く要望はいたしておりますけれども、なかなか正確なそういう細かい面については報告がないために、それらについては詳しく審議することが、今のところ行われておりません。その点はよろしくご了解、お願いしたいと思っております。 ○議長(田中信好君) 田中保君。 ◆18番(田中保君) それであれば、先ほど補償額と要求額が違うと、このように委員長報告なされたのは、委員長の私見でなされたのか。私は、西名阪問題特別委員会の皆さん方は、それぞれそれらに対する審議をなさってきたわけです。その審議の過程について報告されるのが妥当だと、このようにしてお聞きをしているわけですけれども。そんな公団や、あるいは地元の目安もないと。じゃあ一体補償額と要求額の差が非常に大きいというのは、これは委員長の私見でご報告をなされたのですか。私はこの補償額というのは、国、県、市、この負担区分、こういったものも含めて、一定の鑑定に基づいて、やはりそういうものが示されるものだと、こういうふうに思うわけですが。委員長は、その辺について、今報告をなさったわけですから、この辺についてはいかがですか。どう理解したらいいのか。この辺だけ、もう一度さらに聞きます。 ○議長(田中信好君) 小川委員長。 ◆西名阪問題特別委員長(小川正晴君) お答えします。 各所管からの報告が、そこまででとまって、それ以上についての進展は、今のところまだありませんので、高度なご理解、よろしくお願いします。            (18番田中保君「それは、あなたの私見で言ったのか。審議してないものを報告されたのであれば、あなたの私見ですか」との声あり) いや、審議の過程では、その話も出ています。でも、所管の方から、担当の方から、それらについての金額についても、まだ明示受けてないので。            (18番田中保君「そんなら、差が大きいいうのは、どういうこと」との声あり) その所管の方からの報告を、そのまま受けて……            (18番田中保君「所管とか、そんなこと聞いてないです」との声あり) 一応質疑は、そういう点については毎回質しているのですけれども、何せ向こうの都合があるとか……            (18番田中保君「向こうって何ですか」との声あり) なかなか直接お会いして向こうへ交渉にも行きましたけれども、なかなかその辺については明快に回答がいただけません。今のところ、そういう状態であります。 ○議長(田中信好君) はい、結構です。            (18番田中保君「委員長、もう結構です。」との声あり) ○議長(田中信好君) はい、田中保君。 ◆18番(田中保君) これはある程度、小川議員が言われていることですから、これで引き下がりますが、向こうへ行ったとか、所管が言ってないとか、こういうこともおっしゃているわけですけれども、補償額と要求額の差が大きいから、そういった具体的な工事の進展はないのだということであれば、これはやはり大事な問題ですから、これは恐らく小川委員長の私見も入った中で報告をなさったのかなと、こういう理解はしておきますけれども、やはり委員長報告ですから、そういう私見ではなしに、具体的な問題を我々お任せしているわけですから、やはり議員にきちっと教えていただくと。こういうような方向で、今後委員長報告をぜひお願いしたいなと、こういう意見だけ申し上げておきます。 ○議長(田中信好君) はい、そしたら奥山議員から、補足説明の方を。 奥山博康議員。 ◆9番(奥山博康君) それでは、田中議員の質問に対しまして、私の方から、補足になるかどうかわからないのですけれども、ご説明させていただきます。 実は、小川委員長の要求と補償額との差が大き過ぎるのでという委員長報告の、実はこれはご存じのように西名阪の特別委員会では、市、県、そして一番大きな道路公団という形で買収と、そして整備ということで入っておるわけなのですけれども、公団の方は所管の建設課の方に報告と、随時買収の計画、そして済んだ場合はこれだけ済みましたという報告のある中で、まだなおかつ営業もされているところもあると。これに対して、どないなっとるのやと。こういうところで、所管の方からの説明では、そのお持ちの店舗、お持ちの方の買収してほしいという金額と、道路公団が基本的に出している数字との差が余りにもかけ離れているので、今進んでおりませんよと。ただし、公団の方の数字については、私の方の委員会では明らかにされてないけれども、余りにも公団の基準と先方の言われている補償額との差が激しいですよという、審議過程での報告はあったと、こういうことなのです。だから、この辺でどうかご理解のほどをお願いしたいなと思うのです。 ○議長(田中信好君) ご理解をいただけますか。 田中保君。 ◆18番(田中保君) はい。 ○議長(田中信好君) はい。ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程9 土地開発公社問題特別協議委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、土地開発公社問題特別協議委員長から報告を求めます。 岸為治君。 ◆土地開発公社問題特別協議委員長(岸為治君) 指名をいただきましたので、香芝市議会土地開発公社問題特別協議会を代表して、ご報告申し上げます。 招集年月日は、平成8年12月2日午後でございました。10名出席で、2人の委員が欠席の中、開催されたわけでございますが、まず冒頭に、ここで報告以前に、皆さんにご了解を得ておきたい。毎回、この委員長報告で申し上げることでございますが、この開発公社問題特別協議会が設置されましてから、はや4年を経過しかけておると、このような状態であるのじゃなかろうかと、前置きでございますが。 事の起こりは、平成5年1月に大阪地検に告発をされたということから、10月ごろに地検の方から書類を提出し、あるいは参考人として地検の方へ招集されたと。このことによって、議会としても受け皿として何かつくっておかなければならないというような形で設けられたこの委員会でございます。大変長い期間にわたっておりますので、大変大きな変化も出かけております。したがいまして、申し上げておきたいことは、もともと開発公社の理事長は助役であったわけでございます。任期満了により退職され、そしてその後に前市長が開発公社に対して告発を命じられて裁判を提起されて、それが後において、ついに選挙で新しく当選された市長ということになりますので、考え方によっては、自分が上部を控訴していると、こういうような考え方になりますので、大変報告がしにくうございます。その辺を、あらかじめ聞き手上手になっていただきたいということをお願いしたいのと。 なお、報告の中で証人とか、いろいろ出てまいるわけでございますが、この場合、名前を特に省略させていただきたいと。職員あるいは理事の中の証人の出廷というようなことも出てきますが、名前を割愛して報告させていただきたいということを、あらかじめご了解いただきたいと、かように思うわけでございます。 簡潔に報告させていただきますが、9月24日に公判が開かれました。ただし、そのときには、それ以前に総務部長から報告がありましたが、総務部長も、今回の異動でかわっておられます。したがいまして、その辺のところにも、報告の中にも少し簡潔さに欠けるというところもあったわけでございますが、仕方がないことだということで報告を受けました。 その報告の内容は、9月24日に裁判が行われた。ただし、その裁判は、以前にラウンドテーブル方式ということで、新しく森脇裁判官が被告並びに原告の相交えた中で、ラウンドテーブル方式ということであるけれども、ただし証人を出してもらいたいということであったと。ところが、その証人というのは、何がために証人を出さすのかということについては、この証人を出すことによって、果たして被告側が、それらに見合う圧力を受けたかどうかということで、その内容を審査したいために証人を出してもらいたいということであったという報告でございます。しかし、その点についても、被告側からは、やはりそれは公序良俗、あるいは暴利をむさぼったということの関係をはっきりさすための証人申請であるということで了解し、証人申請をされました。そして、証人申請をするについて、次に11月1日裁判を開かれましたが、そのときの裁判は、次の裁判日というのを1月17日と決め、そして2月17日に証人として原告側から証人を出してもらう、こうした形で進められているという報告を受けたのでございます。 委員の方から、原告からなぜ証人を出さなければならないのかという、変則な裁判ではないかという質問があったわけでございます。普通なら、証人は被告側から出してくるのが普通と違うのか。しかし、原告から証人を出すということについては、どのように考えられるのかということでありまして、いろいろと、これらにつきましては休憩も交えた中で審議したわけでございますが、裁判の、すなわち進め方として法的処置としてやられるということであれば、これは裁判の方にお任せしなければならない。したがって、1月17日、その開かれるまでに証人として立たれる方と、原告の小濱弁護士との間で、職員との間で話し合って、この法廷に出廷するということをしなければならないということで、一応結論はそのような、いわゆる原告側からなぜ出廷しなければならないかということについては、裁判という形の中で行われるものであって、そうしなければならないのだろうということで了承しなければならないというような結果であったわけでございます。 続きまして、それ以前の委員会では、これら先ほど当初述べましたように市長が新しく当選された、原告の弁護士から新しくなられた市長に、この関係について話をしたいという要請があったと聞いておるが、以前の委員会では話し合いをしておらないということであったが、続いてその話し合いをされたのかどうかということのお尋ねがあったわけでございます。市長は、お会いはしましたけれども、やはりこれらの公の場で裁かれて、そして進められることについて、今市長としてこれを取り下げする、あるいはいかようにして、何か目の当たらないところで解決をしたということについては市民から疑惑を招くので、裁判はこのまま続行したいという話し合いをしましたということでありました。 続いて、この裁判以外に、いろいろと告訴をされておるその内容の中に、周りの問題で、被告側の方が、まだ少し交換条件という中で解決のできない部分もあるじゃないかと。これらについてどうするのかという質問もあったわけでございますが、これらにつきましては市長としては今後十分考えた中で、これらの未解決の部分を解決していきたいという考えであるという答弁がございました。 なお、この裁判の経緯につきまして、市長としてもさらに皆さんに納得のいけるような解決のあるように裁判は進めていく、今取り下げするというような考え方は持っておらないということを市長から報告を受けております。 続きまして、前々回委員会を開きましたときに、各奈良県の10市並びに近傍市の中で、各開発公社の人事構成はどうなっておるのかということの参考資料を求めておりました。これにつきまして、理事者の方から奈良県10市、前回も報告させていただいたと思いますが、それらの10市の開発公社の理事の、あるいは監事の構成、今回は近傍の市の調査もしていただいて提出していただいて、いろいろと朗読を福田課長から求めたわけでございますけれども、今香芝市は、その組織がいい悪い、いや手を加えなきゃならないと言っている時期ではないじゃないかと。この間まで助役、収入役、教育長が欠けておったと、これが今ようやく、その全体から決められてある組織の中につくられておる委員会で、その開発公社そのものがあっていいのか、もうなしにしてもいいかというような状態の中において、その理事のメンバーが、あるいは構成人員が正しいとか正しくないとかという問題ではない。もっと大きな、この土地開発公社というものが存続さすか、ささないかというような問題ではないかという、委員から質問がありました。 これにつきまして、市長からは、やはり土地開発公社というものは今後の開発、いろいろな問題でぜひとも持っておかなければならない組織であり、それの運営の仕方につきましては十分市長として考え、そして納得のしていただけるような開発公社になっていくようにして存続させたいという答えがあったわけでございます。 続きまして、開発公社の問題として、開発公社がバブル崩壊して以後、すなわち平成4年、あるいは5年にバブルが崩壊した後も200万円、210万円という高額な土地で、多額で、現に買収された土地がある。これに対して、市がどういうふうに対処し、今その同じ場所で70万円、あるいは50万円というような形が出てきておる、これらは力づくで来る人には市が関与し、そして力のない弱い人は捨て置くのかということに対する質問があったわけでございます。これらにつきまして市としては、それらにつきましては今の価格で買い取り、あるいは買収をされなきゃならないという答弁があり、その中に一部部長の方から、一足踏み越えた発言があり、それらの発言に内容につきましては、強制執行でもしてそれらはやっていきたいというような言葉があったわけでございますが、これらにつきましては委員会として市民に、そういう強制執行をするというようなことのあったことは、それは取り消しを願いたいということから、みずから取り消しがありましたので、今後それらにつきましても十分、いわゆる円満な解決のできる方法で進めていきたいということで、その件につきましては市長も認め、今後十分考えていくということの答弁で終わっております。 なお、それらに関連して、今後の開発公社の土地というものについて、価格は崩壊しておるけれども、活用していくについては、開発公社としてできるだけどう書こうか、そういうふうな形でもってこの開発公社の土地を生かして、市の開発事業に生かしていきたいという結論を得て、当委員会といたしましては終わっております。 以上、委員長、舌足らずの点がたくさんあろうと思いますが、補足説明をお願いいたしまして、私の委員長報告といたします。 終わります。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 暫時休憩いたします。            午後4時00分 休憩            午後4時35分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開をいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程10 都市計画特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、都市計画特別委員長から報告を求めます。 はい、中川廣美君。 ◆都市計画特別委員長(中川廣美君) 議長のお許しを得て、都市計画特別委員長報告をいたします。 去る12月3日に開催いたしました都市計画特別委員会の審査の経過と内容について、委員会を代表いたしまして報告いたします。 都市計画についてを案件として、まず各所管より都市計画事業について説明を受けました。中和幹線の事業進捗で、逢坂地区については市道5-27号(北今市・関屋)の北側の残り延長約220メートル間を2工区に分け、工事発注を行った。工事内容は、土工、擁壁工、水路工、舗装工等であり、工期は平成9年3月25日までとなっている。 また、穴虫地区のツバ山については、11月から一筆調査の用地測量に取り組んでいる。 なお、事業用地の進捗は、香芝市施行区間で用地約7万5,740平方メートルが買収済みで、進捗率は約76.5%、家屋は約57軒が買収済みで、進捗率は約79%である。 また、奈良県施行区間では、用地約6,320平方メートルが買収済みで、進捗率は約21%、家屋は約13軒が買収済みで、進捗率は約33%である。 次に、磯壁・新在家線は、現在地権者17名中7名、1,462.97平方メートルの内諾を終え、12月には契約できる予定で、進捗率で38.7%である。 また、平成9年度に、残り408メートルの事業承認の要望を出し、香芝市全域で820メートルに広げて事業を進めていきたい。 次に、近鉄下田駅前地下自転車駐車場建設事業の進捗状況は、現在床のコンクリート打ちを終わり、柱を建て上げているところで、進捗率は約54%である。平成9年7月末に、地下駐車場が完了する見込み。 引き続いて、上部の駅前広場の工事に着工し、供用開始は遅くとも平成9年12月を予定している。 次に、尼寺・関屋線は、橋脚工事も完了し、進捗率で約70%で、3月末には完成見込みである。 穴虫・田尻線は、用地2,080.24平方メートルが買収済みで、進捗率39.1%である。 なお、近鉄の用地の買収のため、その補助金を追加要望し、1億円の内示を受けたので、今回補正をお願いしている。 二上・田尻線では、用地1,335.73平方メートルが買収済みで、進捗率は20.9%である。 二上駅前線では、去る10月26日に、周辺住民に説明会を開催し、今までの経過を説明し、南北道は現況の幅で舗装整備し、東西道については4メートルで整備、また駅前広場の取付道は、周辺住民と自治会が円満にするという条件はついているが、3.3メートルに拡幅できる状況となったことで理解を求めたが、出席住民の中の方が、当初の約束や公文書と違うとして全く理解されない状況であった。 また、11月23日に市長も出席した中で、再度説明会を開催し、市長としては南北道も取りつけ道も工事をしたいが、用地の協力がなければどうしょうもないのが今の現状であり、それを理解して工事に協力していただきたいと説明会でお願いし、現在条件整備に動いていたが、その後11月29日に工事禁止の仮処分の申請を裁判所に提出する旨の通知書が提出され、今後工事と並行して弁護士と対応策を打ち合わせていきたい。 次に、公共下水道工事では、補助事業、単独事業で、工期を平成9年3月末までとした。合計10本の工事発注をした。 次に、JR志都美西側の開発整備関係では、現在この地域は有効な土地利用が図られておらず、また大半が農地で、その面積は約1.3ヘクタールで、地権者は11人である。将来的には、駅利用客の増大も予想され、駅前地区としての整備が望まれる地区であり、10月末に地元自治会長にJR志都美駅の西側の駅前整備と土地区画整理について相談に行ったところ、説明会等には協力するとの返事があり、また周辺自治会長も必要との認識を持ってもらっている。 なお、市として農地の地権者等に意向を聞き取りした結果、地権者11人中9人が賛成で、2人は反対であったが、具体的な交渉を今後も進め、見通しがつき次第、整備区域を定めて計画案の作成に取り組んでいきたい。 次に、五位堂駅前土地区画整理事業の進捗状況は、平成8年度工事を株式会社奥村組奈良営業所が7,313万円で落札した。また、現在施工中の真美ケ丘幹線より国道165号線へ接続する区画道路は、2月初旬には工事が完了し、供用開始の予定である。 また、当該工事に伴う交差点改良工事を、12月初旬より施工する。その他、区域内全般の舗装等の補修工事を行い、全体工事は3月末に竣工予定である。 以上の説明に対し、委員から二上駅前線の用地買収について、周辺住民は市の努力をどの程度まで知っているのか質され、理事者からは大半の方が道路の拡幅には用地が必要で、用地の権利者の協力がないとできないことは理解されていると思うとの答弁に対し、委員から各駅前整備を早く推進して、香芝市の発展につながっていかなければならないと思うが、と質され、二上駅前の事業が今年度中に完成しないと、当事業はもちろんのこと、他の都市計画事業にも補助金関係に影響するということから、今日までの経過の中で、2回の地元説明会が行われ、工事再開を求めたが、結果として説明会後に工事差しとめの仮処分を行う通知を受けた。今後は、他に与える影響も考慮しながら事業目的を達成したいとの答弁に対し、委員から、交渉過程の間に中傷も入るので、二上駅前線でなく、早急に解決するよう善処してほしいとの意見がありました。 委員から、駅前整備に関係して、JRや近鉄の負担はどのようになっているのかを質され、理事者から、近鉄関係では工事費の約6分の1の負担があったが、JRについては今後の問題であるとの答弁がありました。 また、委員から、中和幹線や下水道、駅前整備等の各事業への予算配分の計画について質され、理事者から市にふさわしいまちづくりや機能を整えるため、下水道、道路、駅前整備等の都市基盤整備を初め公共施設の整備も必要であるが、財政的に大変厳しく、税収の大きな伸びも期待できない中で、財政計画をきっちり立てながら、公共施設または各事業面に取り組みたいとの答弁がありました。 委員から、近鉄下田駅北側と165号線までの地域の再開発について、また中和幹線を高規格で進めることとJR下田駅東側の整備との関連について質され、理事者から近鉄下田駅北側の区画整理について、以前にアンケートをとった結果、借家の方は賛成で地主は反対であったが、今後は課題として取り上げていきたい。 また、中和幹線事業について、事業途中で平面交差から高規格に変更になり、地域から大きな反発が出てきているため、何らかの地元の活性化につながる代替案を持っていかなければ協力は得られない。その1案として、JR下田駅東側につなげる関連道路の整備問題もあるが、今後地元意向を汲んだ中で、地域の振興、活性化につながるような方策を出したいとの答弁がありました。 委員から、葛下川整備事業の進捗について質され、理事者から、現在測量等の調査に入るための権利者調べをしており、年明け早々に自治会長と相談した中で、説明会を行いたいとの答弁がありました。 委員から、磯壁・新在家線の買収状況について質され、理事者から市道の曲がり角から東に五差路までの340メートル間での磯壁の地権者で5件、良福寺の地権者で2件の内諾を得ているとの答弁に対し、委員から取りつけの関係で当麻町との話し合いはどうなっているのか、また事業見通しについて質され、理事者から、現在当麻は道路認定の要求をしているが、当麻町の道路認定は地権者の同意を得た中で行うことになっており、それが現在難航している。また、市道の曲がり角から西側を含め820メートルを事業認可区間として、平成13年度を計画年度としているとの答弁がありました。 委員から、宅地区画面積が40坪より少ない場合に開発認可がとれる場合があるのかと質され、理事者から、道路の位置指定で開発許可をとっている場合は、県の基準の100平米で認めているのが現状であるとの答弁がありました。 委員から、香芝西中学校下の新池の南側を無許可で開発しているが、市としてどのように指導しているのかを質され、理事者から、現地に出向き、作業責任者に対し、許可をとった上で作業を行うよう指導をしており、県の風致保全や砂防関係に連絡している。また、現地をこのまま放置することはできないので、段差をつけた中で、中止するよう指導しているとの答弁がありました。 以上で委員会の審査内容についての報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程11 行政事務調査特別委員長報告 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、行政事務調査特別委員長から報告を求めます。 はい、川村治委員長。 ここで、署名議員の追加を指名いたします。 小川正晴君、よろしくお願いいたします。 なお、暫時時間延長をいたします。 ◆行政事務調査特別委員長(川村治君) それでは、行政事務調査特別委員会委員長の中間報告を申し上げます。 平成8年9月26日の本会議で設置された行政事務調査特別委員会は、10月8日を第1回として委員会を重ねてまいりました。職員より説明を受け、またこれを確定するために、厳重な注意を持って慎重に証人尋問も実施いたしました。後で述べますように、外部からも証言を求めるため出頭請求をいたしましたが、全員から正当な理由のない出頭拒否の通告を受けております。委員会としては、法律の定めるところにより、関係人の告発を求めるため、中間報告をいたします。委員会での証言や資料などをもとに、本日までの調査のいきさつ、結果について、委員会を代表して報告いたします。 まず、質問書と回答書についてでございますが、平成8年4月5日付で香芝市を刷新する会の柴田氏ほか2名の連名でもって、瀬田前市長に質問書が出され、4月16日瀬田前市長から代表者柴田秀一氏に回答書が手渡された。この回答書は、香芝市公文書規程等諸規定に反して作成された結果、文書番号、文書題名などが欠落し、書式をB5判とすべきをA4判としていた。この回答書のために、(仮称)北中学校用地問題、消防用地取得問題、香芝市土地開発公社用地問題などについて職員が作成した原文を採用せず、秘密裏に作成したとみられる文書とすりかえ、公文書らしく見せるため、瀬田前市長は所管職員から、内容文について異議のある中、市長がすべての責任をとるとの瀬田前市長の約束で、市長公印を職権で捺印させた。市長公印の捺印についての持ち回り稟議には、関係職員すべてがやむなく押印したと、過去の押印を後悔している。 公用文書は庁舎内で作成し、字体は明朝体を使うのが普通であるが、今回の回答書は庁舎内で作成された形跡がなく、字体は質問書と同様にゴシック体で書かれていることなど、質問書と回答書に一致した異常さが目立つ。 瀬田前市長は、柴田氏らとはかり、回答書を捏造し、特定の人物を中傷誹謗し、非公文書であっても、本来公正であるべき市長名での文書の品位を著しく低下させた。議長は、回答書の内容の訂正を求めて、異例とも言える文書を瀬田前市長に送ったが、選挙後回答すると連絡したまま、その後応答がない。 このたびの質問書と回答書をセットとした行為は、瀬田前市長が市長選挙を目標に相手候補に打撃を与え、選挙戦を有利に戦うための極めて政治的色合いの強いものであったとする証言を、数多く得た。その一つの理由として、質問内容は全く緊急性のないものであったが、回答期限を6日後とし、「回答内容より公開を前提に」と質問書に書いているように、むしろ回答書の公開を急ぎ、選挙に合わせることに重点が置かれていたことが明らかである。 また、2つ目の理由として、瀬田道弘後援会が発送した文書と柴田氏が発送した回答書に、前書き文をつけた公開文書が同じ白色二重封筒、あて名も同じ筆跡で届けられた事例がある。さらに、出頭拒否の回答文にしても、瀬田氏と柴田氏ほか出頭を請求された人たちから出た回答文書が、同一文体で提出され、これらの事例を解明するために出頭を求めたが、拒否された。 次に、開発公社機密文書流出についてであります。市長選挙期間中に、開発公社機密文書が変造され、原本に見せかけた形で、市民のポストに投函された。さらに、この機密文書に説明を加え、プライバシーを侵害し、虚偽事項を記載し、誤った情報を流して、市民を扇動したことにも、さきの回答書を捏造したことと相まって、瀬田前市長が選挙の自由妨害を行った行為との見方がある。 瀬田前市長は、就任以来数多くの土地開発公社公用文書を持ち帰り、香芝市と請負関係にある株式会社福井組社長福井春光氏所有の下田5丁目の建物の一室で、事務机の引き出しにファイリングして保管していたことが判明している。このことは、紛れもない事実として関係者以外の多くの人たちが閲覧をしており、機密文書としての管理は一切されていなかった。 こうしたことから、開発公社の機密文書が変造できる下地がつくってあり、文書の出所を特定することは容易である。当委員会の目的の一つが、これらの公用文書の返還関連事項で、土地開発公社理事長名で返還を求めたところ、瀬田氏より、すべて焼却したとの回答があったと報告されている。 次に、業者選定について述べます。瀬田前市長は、出席してはならない業者選定委員会に2年5カ月間出席して発言し、公正かつ厳正であるべき入札業者選定にクレームをつけた。選定報告が意に沿わないときは、再度委員会を開かせた。これらの行為は、入札行為の一部である業者選定に、市長という職務上の圧力を加えた結果から、業務に悪影響を与えた。選定委員会の議事録はつくらない慣習があり、内容をさらに解明することは不可能ではあるが、瀬田前市長と常時契約関係にある当事者が、入札業者選定において無関係であると言い切れるのか、疑問が残る。業者選定業務の調査過程において、現職議員が代表する業者は、指名願を提出しないで、長年にわたり多額の契約を行っていた事実があった。 次に、出頭拒否について申し述べます。議長は議会を代表して、瀬田前市長に対し5回、柴田、平野両氏に4回、今井氏に2回の証言のための出頭を請求した。しかし、民事訴訟法に規定する正当なる理由を述べず、すべて拒否し続けた。4氏が出頭を頑固に拒否し続けた裏には、表立って証言できない事実があるとの疑念を抱いたとしても不自然ではない。これまでの特別委員会の成果は、証人の出頭拒否により、すべての真相解明には至っていないので、今後の調査を待たねばならない。 また、さきの市長選挙において、「香芝市を刷新する会」なる団体より、「市民の皆さん」と題するビラが、各家庭のポストに配布されたことは事実であります。その中の一部に、発信者として「弁護士山西賢次」氏なる名前がございました。そこで、委員会といたしましては、大阪弁護士会、ここへこのような社会的に偏った考え方のされる弁護士、このような事実があってよいものであろうかどうかといった照会書を、直接大阪弁護士会をお尋ねし、手渡しをいたしました。その後、私が今持っておりますように、正式なる文書でもって、大阪弁護士会会長中司弁護士より、次のような回答書が寄せられております。一読いたします。 「香芝市議会行政事務調査特別委員会(100条委員会)委員長川村治殿。平成8年11月29日付照会書に対する回答書。標記の件につきまして、当会は平成8年12月5日、当会において当会所属弁護士山西賢次会員に事実関係につき聞き取り調査を行いましたが、同会員の陳述の要旨は、以下のとおりです。なお、質問事項1については下記のとおりですので、質問事項2に対する回答は必要ないものと判断いたします。質問事項1について。イ、同弁護士は、香芝市を刷新する会の一員ではありません。同弁護士は、弁護士として『香芝市を刷新する会』の会員から法律相談を受けていたものです。ロ、同弁護士は、『市民の皆さん』なるビラの作成等に関与した事実はありません。同弁護士は、長谷川芳治氏代理人弁護士白出博之氏から書留内容証明郵便物として、平成8年5月17日付通知書を送付され、『市民の皆さん』なるビラに自己の氏名が記載されていることを知ったものです。」 以上、このような回答書が寄せられております。 行政事務調査特別委員会は、正当な理由なく出頭を拒否した瀬田、柴田、平野、今井の4氏を地方自治法第100条第9項により告発すべきであることを、満場一致で可決した。なお、本行政事務調査特別委員会は、継続して存続することとする。 以上、行政事務調査特別委員会を代表しての中間報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、委員各位の補足説明をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) はい、調査特別委員長には大変ご苦労さまでございました。 ただいまの委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 はい、黒松康至君。 ◆2番(黒松康至君) ただいま委員長より、色々説明を伺ったわけでございますが、まず刷新の会の柴田氏ほか2名より、公開質問状に対する瀬田氏より回答文書の中において文書番号、文書題名等の欠落のため、公文書じゃなく私文書であるというような話であったかと思うのですけども、その中において、例えば開発公社等の問題における中身の内容については、精査されたかどうか、文書の数字に対してですね。 それと、2点目に、例の売買契約のコピーの件ですが、変造されているということですけれども、しかしその原本の内容ですかね、内容言うのか、その原本は本当であったかということを、本当であるということを聞いておるのですけども、その辺、もう一度ちょっとお聞きしたいです。 それと、最後に、今回出頭拒否ということで告発されるということなのですけども、文書によって回答書は送れられておると聞き及んでおるのですけども、もしよければその内容をお聞かせ願いたいと思います。 以上です。 ○議長(田中信好君) はい、ただいまお尋ねの3点について、川村治委員長。 ◆行政事務調査特別委員長(川村治君) 今、黒松議員からのお尋ねですが、回答書が文書番号が欠落していたり、あるいは題名がなかったりするのが非公文書で、私文書でないかというお話なんですが、公文書と私文書、公文書でないから私文書という、イコールという答えは出ませんので、これは法律上の問題でございますので、これはお取り違えじゃないかと思います。我々も先ほど報告しましたように、これはやはり諸規程があるんですから、香芝市の諸規程に反してつくられた文書であれば、これは公文書ではないというふうにご理解賜りたい、このように思います。 次に、中身について検討されたかということですが、もちろん検討はされております。ただ、何ゆえに、このような回答文を手渡されたのか。瀬田さん自身の口からお尋ねしたかったので、出頭をお願いしたわけです。その辺、ご理解いただきたいです。 次に、売買のコピー、このことですけれども、これは原本が変造されたということは明らかでありまして、契約書がご承知のように紙切れ1枚で終わる、そのような単純な契約書が、土地売買にあろうはずがありません。なおかつ、中身を調べてみますと、頭としっぽとつなぎ合わせて、所、番地がわからんから、後から書き加えたと、このような全く変造された文書であると、このように我々は思っておるわけです。 それから、出頭を文書でどうこうというお尋ねでございますけれども、証言というのは文書で出されることはあり得ません。法律の本をお読みいただいて、出頭して、宣誓をして証言をして初めて成り立つものだということをご理解いただきたいと思います。 以上、終わります。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。 岸為治君。
    ◆20番(岸為治君) 私は、この100条委員会設置に当たって、最終的に、じゃあ告訴、告発するまで質されるのかと尋ねたときに、いや、それらは行わないという発案者の意見であったと思うのです。そうした立場からお尋ねするのですが、先ほどの報告を聞きますと、一定の、いわゆる問題は解決されたと。といいますことは、瀬田氏が勝手につくったのだというように理解できるような委員長の報告であったと、こう記憶するわけです。したがって、その公文書というように見せかけ、あるいは柴田、あるいはそれら今井さん、それらの方々に対して、回答書っていいますか、当時公開質問状を出されて、それに書いたその文章は、瀬田氏一人がつくったのだと、職員はすべて知らなかったということであれば、瀬田氏さん一人がつくったということを、一応今委員会で、そういう理解をしたと。こう言われれば、出てくる出てくる問題、出てこない出てくる問題じゃないと、こう理解するのですが、その辺はどうお考えなのか。今の委員長報告では、一定の評価を得たと申されています。 あえて申し上げるならば、長年にわたって、いわゆる指名願も出さずに、そうした取引をしておったこともわかったと、こういうこともはっきりと申されております。じゃあ一定の評価を得たと言っておられのであれば、私は告訴、告発はしないと言っておられたことと、これどのようにされるのか、その辺、さらにお聞かせいただきたい。 なお、黒松議員が申されておりますように、ここに来て堂々と証言しなさいということであるけれども、証言はしないということで文書をいただいておると、その文章の内容はどんなのか、一応コピーで私たちに示していただきたいと、このように思うのですが。 以上で委員長に対する質問を終わります。 ○議長(田中信好君) はい、川村治委員長。 ◆行政事務調査特別委員長(川村治君) 岸議員のお尋ねですが、あくまでも100条委員会というのは、告訴人はつくりません。被告訴人はつくりません。ですから、100条委員会としては告発をしているわけです。これは先ほども申しましたように、地方自治法第100条の9項に基づいて、告訴でなくて告発をしているわけです。これは、告発を出頭拒否をした者については、告発をしなさいという法律の定めがあります。それを委員会としては実施するだけのことです。おわかりいただけるでしょうか。 それから、私の報告の中で、回答書は瀬田氏がつくったとは言明しておりません。おりませんから、委員会を開いて、その内容を解明しようとしているところに、その趣旨があるわけなのです。 それから、文書につきましては、ただいま手元に持っておりませんので、回答文書につきましては。出頭拒否の回答文書につきましては、ただいま手元に持っておりませんので、時間をいただければ、ごらんにいれたいと思います。よろしいですか。 ○議長(田中信好君) 岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 私は一応その回答書をコピーで、私は一度見せていただきたいと、かように思います。 ○議長(田中信好君) 暫時休憩いたします。            午後5時15分 休憩            午後5時22分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。 先ほど岸議員からお尋ねになった文書による回答書を出してくれと、こういうことに対する回答を川村議員から求めます。 はい、川村治君。 ◆行政事務調査特別委員長(川村治君) 先ほど文書で回答してきたではないかということをお尋ねでしたが、委員会としてはその文書については、一切協議もチェックもしておりません。ただ、その文書で出てくるか出てこないかだけの検討をしただけです。そのようにご報告しておきます。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 私は、公開質問状というものは個人の文書で、公的文書でないと思いますが、その点、100条委員会でどのように論議されたのかということと、それと情報公開条例のない中での公文書の取り扱いについて、これまでどのようになされてきたのか。これが情報公開条例がある場合、この文書が出され、普通一般的に出されるものか出されないものか、そういうような点についてどのようにされた。普通、ガラス張りの行政ということで、契約書、ある程度契約が終わったら、このようなものは出されるものだと思うのですけれども、その点、情報公開条例と公開質問状の問題について、どのように論議されたのでしょうか。 ○議長(田中信好君) 藤本議員の2点目の質問、情報公開については条例は、まだ香芝市は行っておりませんので、1点目について川村委員長から答弁を願います。 ◆行政事務調査特別委員長(川村治君) 公開質問状ですから、最初から質問者と回答者の間で公開するという取り決めがあるのであれば、それでいいのではないかと。その辺についての審議は行っておりません。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。 岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 文書で回答されたというものが、今委員長報告でございましたが、これは今手持ちでない。ただし、議長の手元には届いてあるということであるから回答書を届いたと、このように委員長報告にあったと思うのですが。これは公開できない、見せられないということだということで、今委員長から報告がありましたが、そのように理解させていただいていいわけですね。100条委員会において調査され、それに対して回答書があったと。その回答書は報告できませんと、見せられませんと、こういう理解だということと思っていいわけですね。 ○議長(田中信好君) この点については、私の方にも寄せられておりますので、目を通しております。委員会がこの点をお聞きしたいと、こういう点と全く違うことばかりを書かれていると。委員会としては、これは公開質問状に対する委員会としてお尋ねをしている回答とは認められないと、こういうことで委員会として決定されております。私もその辺に思いますので、この辺は委員長の報告どおりで判断をしたいと思います。 ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 以上で特別委員長報告を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程12 発議第1号から日程15 発議第4号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、お諮りをいたします。 発議第1号、発議第2号、発議第3号、発議第4号を一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、一括議題といたします。 ○議長(田中信好君) 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(上田武志君) 発議第1号。 告発について。上記の議案を香芝市議会会議規則(平成4年議会規則第1号)第14条の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年12月11日提出。提出者香芝市議会議員川村治。賛成者香芝市議会議員西里晴昭、長谷川芳治、田中保、小川正晴、藪善男、中川廣美、吉川政重。 発議第2号。 告発について。上記の議案を香芝市議会会議規則(平成4年議会規則第1号)第14条の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年12月11日提出。提出者香芝市議会議員川村治。賛成者香芝市議会議員西里晴昭、長谷川芳治、田中保、小川正晴、藪善男、中川廣美、吉川政重。 発議第3号。 告発について。上記の議案を香芝市議会会議規則(平成4年議会規則第1号)第14条の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年12月11日提出。提出者香芝市議会議員川村治。賛成者香芝市議会議員西里晴昭、長谷川芳治、田中保、小川正晴、藪善男、中川廣美、吉川政重。 発議第4号。 告発について。上記の議案を香芝市議会会議規則(平成4年議会規則第1号)第14条の規定により、別紙のとおり議決を求める。平成8年12月11日提出。提出者香芝市議会議員川村治。賛成者香芝市議会議員西里晴昭、長谷川芳治、田中保、小川正晴、藪善男、中川廣美、吉川政重。 以上。 ○議長(田中信好君) 続いて、提出から提案理由説明を求めます。 川村治君。 ◆8番(川村治君) 先ほど委員長報告いたしましたとおり、発議第1号から第4号まで。 瀬田氏におかれましては、委員会より請求5回行い、また柴田、平野氏におかれましては4回、また今井氏におかれましては2回の出頭請求をいたしました。その結果、すべて出頭拒否されました。委員会としては、先ほど申しましたように、地方自治法第100条第9項の規定に基づいて、皆様のお手元にお配りしておりますような要領でもって告発するものでございます。 簡単に申します。告発先として、奈良県警察本部長並びに奈良地方検察庁検事正。告発人及び被告発人としまして、告発人が奈良県香芝市本町139番地、香芝市議会代表者香芝市議会議長田中信好。被告発人としまして、瀬田道弘氏ほか3名。こういうことでございます。 告発の趣旨としましては、香芝市議会は被告発人に対し、地方自治法第100条第1項の規定により、関係人として平成8年11月5日午後2時、11月7日午前10時、11月15日午前10時、11月26日午後1時、12月10日午前10時の5回にわたり出頭するよう求めましたが、被告発人は正当な理由がなく出頭を拒否続けたので、同条第3項に該当するものと認め、本市議会はその議決に基づき、同条第9項の規定により告発するというものでございます。 調査事項につきましては、1つ、平成8年4月5日付香芝市長あて質問書等に対する平成8年4月16日付前市長名による回答等事務に関する事項。2つ目として、香芝市土地開発公社等の公文書管理事務に関する事項。また、3つ目として、工事請負業者選定事務等に関する事項となっております。柴田氏、平野氏、今井氏についての調査事項については、省略させていただきます。 議員の皆様には、深いご理解いただきまして、賛成賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして、質疑をお受けいたします。 はい、岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 私、まことに不勉強ですが、この告発をし、告発先は奈良県警察本部長、あるいは奈良県地方検察庁検事正と。この方々には、出頭せえということを、いわゆるお願いするのですか、告発して。その辺、私ちょっとこう不勉強でわからないのですが。調べられないから調べてくれということを言うのですか。その辺ちょっと、私勉強不足ですので教えていただけませんか。 ○議長(田中信好君) はい、川村治君。 ◆8番(川村治君) 告発というのは、その後に出頭して証言してくださいということは含まれておりません。今までに出頭をしてくださいとして拒否された項目について告発するわけです。出頭しなかったということに対する事実に対して告発するわけです。それ以上、答弁の余地がございません。 ○議長(田中信好君) 岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 余りくどくどと申しますと、何か変に聞こえるわけですが、やはり目的をはっきりとして、こうすればこうなるのだということだけ、こうすれば必ず出頭してくるのだと、それもあいまいだというようなことにならないようなことを、やはり考えておいて。ただ、告発ということになってまいりますと、まあ我々が一般的に言いますと、奈良県警察本部長、奈良県地方検察庁検事正と、こうなればいかめしい、やはり犯罪者だということだからという解釈をするのですが、その辺のところ、説明をしていただきたいなと思うのです。 ○議長(田中信好君) はい、川村治君。 ◆8番(川村治君) わかっている範囲内でお答えいたしますが、地方自治法第100条の3項ですが、これはごらんになって、岸議員、恐らくご存じだと思うのです。このように書かれております。「正当な事由なく出頭を拒否した場合は6カ月以下の禁固または10万円以下の罰金」と、このように書かれておりまして、議長からの出頭請求に対しても、この項目は入れてございます。で、出頭されなかったことに対しての告発ですので、それは先ほど述べましたとおりです。 ○議長(田中信好君) はい、岸為治君。 ◆20番(岸為治君) 私は先ほどからそういう意味で、一応出頭はされないと、しかし文章で回答があったと、だからその文章を見せていただき、あるいは委員長報告ではそれなりの評価を得ておられるということの私は受けとめ方をしましたので、こうしたことで、ただ行きなさいというだけで出頭しなさいというだけのことを言っていただくのか、それはいかんぞということで、やはりそれなりの法的処置をとられるのか。ここを決めてもらえるのか決めてもらえないのか。変なことをしますと、私は余り各他府県でこうしたことをやっておられるのだと、出頭されない場合は告発をされてるのだということ、これは、私は不勉強ですけどもしっかり勉強してはおりません。そういうことをこの場で軽々しいことは言うのじゃないのですけども、それがうやむやになるようなことであれば、非常に、また議会としても問題じゃなかろうかなというような点がありますので、こうすればどんな効果がありますのかということをお聞きしとるわけでございますので、私にご存じのとおりと、じゃあ、おっしゃるけれども、いわゆるここで行きなさい、いやあるいは行かんでもいいと言われるのか。いや、100条委員会で決められた、この警察、あるいは検事正ので調べてやろうとおっしゃるのか。その辺をしかと決めといてほしいと、この告発は。それを、聞きたいのですよ。 ○議長(田中信好君) 私の方から申し添えておきたいと思います。というのは、委員会に出席をさせてもらっておりますので、その辺の委員会での取り扱い、協議をされました結果、出頭されない。これに対しては、出頭拒否で告発をすると。その先は、先ほど委員長から申されたように、処罰をされるのか、あるいは出頭しなさいということで再度出頭されるのか、これはわかりません。そうしたことで、委員会としては、もし出頭されたら、委員会としては存続をしていくということで、先ほど委員長報告もあったとおりでございますので、私の方はそういうように理解をしているということで、委員長、それでよろしいですね。 ◆8番(川村治君) 結構です。 ○議長(田中信好君) はい。以上で私の方からの補足説明となりますけれども、終わらせてもらいます。 ほかにございませんか。 奥山博康君。 ◆9番(奥山博康君) 私もわからないので、1つだけ聞かせていただきたいのですけども、多分いろいろ勉強されてると思うのですけども。 告発して、まず例えば今回のように出頭しないと、だから告発すると。これは、100条の地方自治法にのっとってのことであるというのはよくわかるのですね。この日本全国で、例えばこの告発されて、出頭せずに告発したということについての、これは多分裁判所でやるんだと思いますけども、もし何か例があれば、どれぐらいの回数なり期間ちゅうのがサンプルであるということならば、1回聞かせていただきたい、ちょっとわからないので。 ○議長(田中信好君) はい。川村治君。 ◆8番(川村治君) 委員会としては、そのような実績は調査してないわけですが、1件だけはそういうふうな出頭拒否に対する告発がございまして、議会全員の告発状が出されております。その後、検察庁に出して、起訴になるのか不起訴になるのかということになりますと、我々としては判断のつきかねるところです。領域外になります。 ○議長(田中信好君) 奥山博康君。 ◆9番(奥山博康君) 私の聞きたいのは、その1件あったということやから、それはよそさんのことやろうけども、その1件はどのような結論とか期間とかかかっておったのか。多分1件だけやから、それはわかっておられると思うので、お聞きしたいのですよ。 ○議長(田中信好君) わかっておられるようでしたら、川村治君、お答えをいただきたいと思います。 ◆8番(川村治君) 告発に関する内容としては、チェックしたといいますか、閲覧をしたという程度なので。その後の経緯について、あるいは結果については深く知りませんので、答弁を差し控えます。 ○議長(田中信好君) 奥山博康君。 ◆9番(奥山博康君) 私がそれを物すごく聞いておるのは、もう12月なんですね。これが半年も1年もかかるような告発であれば、もしその事例が、半年ぐらいかかっておったとかということであれば、当然我々普通にいけば来年改選ですから、当然この百条委員会自体もそのままで終了という、自然ということになるのは当然なんですけれども、その辺の告発との兼ね合いまで考えられてやっておられるかということを聞きたいから、ここを聞かしてもらっているんですよ。 ○議長(田中信好君) 川村治君。 ◆8番(川村治君) その辺までは第三者のやることですから、おわかりいただけますか、検察庁にしても裁判所にしても第三者のやることですから、期限を我々としては切ることができないということで、残念ながら十分なお答えはできないというふうに思います。 ○議長(田中信好君) 奥山博康君。 ◆9番(奥山博康君) だから、裁判所が判断することであるからと、これ当然です。ただ、唯一1件あったということの最後の結論出てるはずであります。期間とか。そこまでやっぱり委員会としては審議をしていただいた中で、これやはり発議という形で、私は持っていっていただいていると思っておった、当然これを発議されるんであれば、その内容も調べた結果だと思うのでお聞かせ願いたいということなんですよ。 ○議長(田中信好君) 川村治君。 ◆8番(川村治君) 事件1つ取り上げてもですよ、例えば検察庁にして名古屋の検察庁、福岡の検察庁、大阪の検察庁にしても、その事件を抱えている内容、どれだけたくさんの事件を抱えているか、いろんな条件が重なってそれの解決に当たるだろうと思うんです。ですから、我々としては最善の方策とすれば告発するまでだということでご理解いただきたいと思いますし、ただ1件しかなかったということでなくって、1件しか見ていませんということを私は申し上げた。1件しか見てない、ほかにあるかもしれません。 ○議長(田中信好君) 暫時休憩いたします。            午後5時44分 休憩            午後5時45分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。 川村治君。 ◆8番(川村治君) かえってややこしい方向に、私答弁を持っていったかと思うんですけれども、我々の議員の任期内に告発を終わります。予定としては、年内にできたら告発したい。 ○議長(田中信好君) はい、ほかにございませんか。            (「議長、休憩しては、どうですか。もう少し話し合いしたいと思います。」との声あり) 暫時休憩いたします。            午後5時46分 休憩            午後6時07分 再開 ○議長(田中信好君) 休憩を閉じて再開いたします。 先ほど奥山議員からお尋ねの点について。 川村委員長、答弁。 ◆8番(川村治君) 12月中に告発すれば約1カ月ぐらいで見通しがつくだろうということの非公開での感触を得ております。 ○議長(田中信好君) はい、結構です。 ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 発議第1号から発議第4号について委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、発議第1号から第4号については委員会付託を省略いたします。 それでは、お諮りいたします。 発議第1号について、簡易採決により原案のとおり決することにご異議あるようでございますので、反対討論をお受けします。 ◆20番(岸為治君) 告発について議題とされております本件につきまして、反対の討論を行います。 私たちは、議会として出廷を求められ、出廷されない場合は告発をできる、すると、このようにあることは法律に書いてあることはよく存じております。しかし、百条委員会の先ほどの委員長の報告を聞きますと、一応の成果があったということは私の聞き間違いかもしれませんけれども、瀬田前市長が自分でつくられたものであると、こういうことも職員らの証言から得られたということも聞いております。その点は、一応の成果があったということを見、ならばそれらについて今後いろいろと進められるべきであって、今告発して先ほどの質問者に、この1月、2月中に解決できるでしょうということで、今提案者から話がありましたけれども、これを棚上げしたような形になって、万一長引くようなことがありますと、前回にもそれらしき本市においては問題があり、その審査がいまだに長引いております。だから、片や裁判、片や告発ということで、この議会にゆだねられても、手もつけられないような形で長引くというようなことのないようにするために、このことについては反対いたします。 ○議長(田中信好君) 続いて、賛成討論をお受けします。 川村治君。 ◆8番(川村治君) 瀬田氏ほか3名の方については、出頭拒否という事実が証明しておりますように、我々はその事実に基づいて、地方自治法第100条第9項の規定に基づいて告発するものでございます。 以上。 ○議長(田中信好君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 本案に賛成の方の挙手を求めます。            〔賛成者挙手〕 ○議長(田中信好君) 反対の方の挙手を求めます。            〔反対者挙手〕 ○議長(田中信好君) 賛成多数と認め、発議第1号については可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 発議第2号について、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、発議第2号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 発議第3号について、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、発議第3号については原案のとおり可決いたします。 続いて、お諮りいたします。 発議第4号について、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、発議第4号については原案のとおり可決いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程16 市長行政報告 ○議長(田中信好君) 本日の日程に従いまして、市長行政報告をお受けいたします。 ◎市長(先山昭夫君) さきの9月の定例議会から3カ月が経過いたしましたので、この間の主な事項につきましてのご報告をいたしたいと思います。 まず、市長公室関係につきまして、現在国は地方分権を進めるために鋭意検討が進められております。地方公共団体としても自主的、主体的に個性豊かな地域社会づくりを推進できる効率的かつ効果的な行政システムを確立する必要があることから、行政運営全般にわたる総点検を行いまして、明確な指針のもとに地方行政の抜本的な改革を推し進めることが急務でございます。 本市においても、行政改革を推進するために、本年1月に部長級以上による行政改革推進本部を設置いたしまして、行政改革大綱案の策定に向けて進めてまいりました。具体的には課長級による専門部会に委任し、現在まで5回にわたる会議を開き、その骨子もでき上がりまして、早急に行政改革推進本部会議を開きまして、行政改革大綱案を決定する運びになっております。 続いて、この行政改革大綱案を幅広く市民の立場から意見を拝聴した上で、香芝市行政改革大綱を策定いたしたいと考えております。 次に、防災対策につきましては、7月8日に大阪府の交野市、三重県名張市と本市の3市による大規模災害相互物資援助協定に続きまして、大規模災害に見舞われた場合における物資の迅速な確保につきまして、香芝市商工会と協議を進めてまいりましたが、このほど物資調達協定を締結させていただいたところでございます。 また、現在市職員を対象にした災害対策要員活動マニュアルを調整中でございます。これは、震度5以上の大規模地震による災害初動機関におきまして、職員の活動体制の確立と防災意識の向上に努めてまいりたいと考えております。さらに、防災計画の見直しにつきましては、防災基礎アセスメント、つまり地震や風水害等による家屋の被害、火災による焼失、山崩れ等の危険性を把握するための調査も終わりまして、これらのデータを基礎に今後の防災対策の充実に向け、最大限の努力を傾注する所存でございます。 次に、文化交流では平成3年生まれ、同期市自治体連絡協議会の6市の市長が集まりまして、第6回同期市香芝サミットが10月3日、4日の両日、本市で開催をいたしました。サミットでは、21世紀に向けた特色あるまちづくりの取り組みをテーマに、6市の市長が意見発表や活発な意見交換を行われたわけでございます。 また、全国的な話題になっております地方分権について討議を行いまして、その重要性を再認識するとともに、個性的で特色のあるまちづくりが推進できるよう国の地方分権推進委員会に対しまして、意見書を事務局である本市から10月29日に提出いたしました。 次に、文化によるまちづくりを目指します本市におきましては、「'96ふれあいフェスタin香芝」を関係機関の協力のもとに、去る11月3日に市民約1万5,000人の参加を得て、盛大に行うことができたわけでございます。今日の市民ニーズや文化の情勢を見るとき、市の核となるイベントが必要であると考えます。従前より市民の意識調査を実施した調査の結果においても、本市のイメージアップ、知名度アップの方策としての市民祭り、イベントの開催が強く要望されているところでございます。このようなことから、今後は多くの市民の皆さん方が年代を超えて集い、市民の手づくりによる香芝の祭りを創造し、市民の交流を通じまして活力のあるまちづくりへ展開してまいりたいと考えております。また、ふたかみ市民オペラが平成7年度に発足し、約40名の会員が文化センターを拠点として練習に励んでこられました。このほど初舞台となる12月21日、喜歌劇「こうもり」全曲が本格デビューすることになったわけでございます。 次に、女性施策の推進についてでありますが、本市におきましては各行政分野でそれぞれ取り組んでいるところでございますけれども、教育、労働、福祉、健康、家庭といった多岐にわたる大きなテーマでもありますので、長期的視野に立った施策展開が不可欠であると考えております。各行政施策を総合的に把握し、全庁的な取り組み体制の整備、充実を図るため、去る11月1日付で企画課に女性施策担当窓口を設置したところでございます。21世紀に向けて、本当に豊かさを実感できる地域社会づくりを推進していく上で、女性の役割は大きなものがあります。女性を取り巻く諸環境の整備を含め、男女共同参画型社会形成に向けて着実に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、市民生活関係でございますが、近年における廃棄物の増加、質的変化は著しく廃棄物の適正処理、環境保全の見地からその排出抑制、減量化、リサイクルを図ることが急務になっております。行政、住民、事業者一体となって廃棄物リサイクル社会を構築することが強く求められております。このような社会的要請にこたえていくためには、地域住民や事業者等の十分な理解と積極的な協力のもとに関連施策を強力に推進していく必要がございます。ごみの減量化、資源化対策の一つとして生ごみリサイクルの推進でありますが、台所から毎日出る生ごみは、家庭ごみの中でも大きな役割を占めていることから、昨年10月からことしの9月まで1年間にわたりましてEMぼかしを使った生ごみリサイクルモニター制度を導入した結果、ご好評をいただいております。今回、新たに市民の方々を対象に募集したところ、120名の方々の申し込みがございました。11月に実践講習会を開催したところでございます。応募していただいた方々の今後の活躍に期待をいたすものとともに、より多くの市民の皆さん方のご理解とご協力を得るために普及啓発に努めたいと存じます。 次に、病院の新設でございますが、香芝市瓦口の香芝中央病院の跡に、救急指定としての新病院が平成9年4月をめどに開院される予定となっております。名称は医療法人気象会東朋香芝病院でございまして、建物は鉄筋コンクリートづくり4階建て、延べ面積約4,011平方メートルで内科、外科、整形外科、脳神経外科、胃腸科、リハビリテーションの6診療科を有して、開院時のベッド数は60床ですが、開院1年半後には154床に増床される計画であります。少しでも病院、病床不足の解消また救急指定病院として市民の安全と健康を守る病院として期待をいたしております。今後におきましても、なお一層民間活力の導入も含めまして、医療体制の充実を図っていきたいと存じます。 次に、福祉関係でございますが、仮称総合福祉会館の建設計画につきましては、福祉の充実を目指しまして建設計画を進めてまいりましたが、その後高齢化社会に対応した国の福祉施策の変化や市民要望を踏まえまして、また将来を見据えた中で、福祉会館のサービス内容や運用等、これらのさまざまな条件に対応できる、さらに充実した施設内容にするため、基本計画案に検討を重ねてまいりまして、このほど総合福祉会館建設特別委員会でご理解を賜りましたので、基本設計並びに実施設計等に取りかかり、本年度内建設工事の早期着手できるように取り組んでまいりたいと存じます。 また、県においても検討されていた乳幼児医療費助成の事業でございますが、香芝市では現在2歳未満の医療費助成をもらっておりますが、子育て支援策として、また養育者の経済的負担の軽減及び幼児の健康増進を目的に本市としても積極的に取り組むことにいたしまして、平成9年4月1日より対象年齢を3歳未満までに引き上げたく、香芝市乳幼児医療費助成条例の一部改正を本議会に提案をさせていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、福祉施策の向上についてでありますが、本市の65歳以上の高齢者人口は毎年増加をしている中で、高齢者福祉サービスの最も重要とされている在宅福祉サービスの充実をさらに進めるためにホームヘルプ事業の量的拡大と、あわせまして質的向上を図るよう、本年度も10月より常勤ヘルパー2名の増員を図りました。また、登録ヘルパーにおきましても、新規登録者に対しまして、現在1級、2級資格の研修を実施しているところでございます。高齢者や障害者が地域や家庭で安心して、豊かな生活を送ることができる環境づくりの整備をするために今後も計画的にヘルパーの増員を図ってまいりたいと考えております。障害者福祉に関しましても、障害者対策に関する重点施策実施計画案を策定するため、本年度より2カ年計画で11月より障害者の意識調査を実施し、現在回収中でございます。平成9年度には、この調査をもって障害者が地域でともに生活し、そして社会参加を促進するための障害者福祉を総合的に充実させるための基本計画の策定に進めてまいりたいと考えております。ご理解とご協力をお願いするところでございます。 次に、都市整備関係でございますが、街路関係でございますが、まず中和幹線につきましては、平面部であります市道5-27号線の延長約400メーター区間の北側部分につきまして工事を進めており、残延長約220メートルにつきましては工区分けをいたしまして、このほど工事発注を行いました。なお、工期は平成9年3月25日までとなっております。また、中和幹線のツバ山につきましては、11月から一筆調査の用地測量に取り組んでおります。しかし、この地区は地籍図の困難地区でございまして、用地測量に当たって整理をしなければならない点も数多くありますから、一日も早く用地測量を終え、用地買収を完了させたいと考えております。なお、一般会計におきまして、中和幹線の補助事業費が5億4,000万円増額となりましたので、事業用地の買い戻しのため補正予算を計上いたしております。また、買い戻しに関連し、土地取得特別会計において、土地開発資金の繰上償還に伴う補正予算を合わせて計上いたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、磯壁・新在家線につきましては、現在168号線から340メーター間が事業承認をされておりますが、平成9年度から残り480メーター間の事業承認の要望も出しておりまして、香芝市全域全体の820メーター間に広げて事業を進めていく予定でございます。穴虫・田尻線につきましては、補助事業の追加を要望し、1億円の内示を受けたことから補正をお願いしておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、二上駅前線につきましては、10月26日及び11月23日には、私も出席をさせていただきまして説明会を開催し、現時点で南北道は用地の確保ができず拡幅できない状況の旨、また駅前広場への取りつけ道は、計画の幅員が確保できるところまできておりますが、皆さん方のご理解とご協力の必要性につきまして、誠意を持ってご説明を申し上げてお願いしたところでございます。香芝市の未来をつくるまちづくりを展望し、都市基盤整備の重要性また公共の福祉を深慮したとき、この事業は年度内に完成する必要がありますので、重ねて絶大なるご理解とご協力をお願いいたしたいと思うわけでございます。その他の街路事業につきましても、工事の進捗及び用地買収に鋭意努力する考えでございます。 次に、近鉄下田駅前地下自転車駐車場建設事業についてでありますが、この事業は国の補助金のシステム上、平成8年度事業として行う必要がございます。現在進捗率で約54%となっておりまして、平成9年度へ繰越となる見込みでありますが、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 引き続いて、上部の香芝南回り線の駅前広場の工事に入りたいと考えております。なお、供用開始は平成9年12月を予定をいたしております。 続きまして、公共下水道事業関係でございますが、現在事業認可区域面積593.9ヘクタールで、下水道事業を進めておりますが、幹線管渠の整備も進んでおりまして、今後効率的な整備を行うために事業認可区域の拡大を県に要望してまいりましたが、このたび五位堂ほか3地域で144.1ヘクタールの事業認可を受けたところであります。工事関係では、9月の議会において可決をいただきました北今市、逢坂地区内の管渠築造工事及び逢坂地区内の管渠築造工事につきましては、工程どおり順調に進んでおります。その他の管渠築造工事につきましては、補助単独工事で10本を去る11月末に発注いたしました。残工事につきましても、早期に発注すべく準備を進めているところでございます。今後も下水道の普及促進には、一層努力をしてまいりたいと考えております。 次に、産業建設関係でございますが、西名阪周辺整備事業につきましては、早期完成に向けまして用地買収に鋭意努力をしているところでございます。また、県道香芝インター線の一部道路改良工事につきましても、本年度中に完了し、国道168号線につきましては、ユニオン産業前右折帯工事が着工される予定でございます。国道165号線高田バイパス建設工事の残工事につきましては、早期完成に向けて努力を重ねているところでございます。 県関連事業の県道香芝・太子線につきましては、用地買収済みの箇所より工事が進められておりまして、残りの用地買収につきましても努力をしているところでございます。 次に、河川事業につきましては、葛下川、すがる川及び原川の改修計画を進めてまいりたいと考えております。また、竹田川改修事業は五月ケ丘の上流におきまして、8年度工事として着工の予定をいたしております。また、市事業の準用河川杉橋川及び尼寺川の改修事業につきましては、早期完成に向けまして努力を重ねているところでございます。市が行う道路新設改良や道路維持及び河川改修や維持につきましては、住民の日常生活を支え、地域の活性化を図る上で必要不可欠であります。各自治会から要望等を検討しつつ、計画的に実施し、快適な生活環境と、秩序あるまちづくりを進めていく所存でございます。また、ため池整備事業につきましても、小規模ため池事業として五位堂長池、土地改良施設維持管理適正化事業として、穴虫新池のそれぞれの工事を現在早期竣工に向けて進めております。 次に、教育関係でございますが、(仮称)香芝北中学校につきましては、市長就任後直ちに候補地の選定をいたしまして、最大面積を持っておられる権利者と積極的交渉を重ねてまいりましたが、断念せざるを得ず、再度候補地の選定について用地費または造成費、教育環境、周辺整備、通学路の安全性等、総合的な検討を加え、現在数カ所に絞り込みをしたところでございます。候補地選定の経過を踏まえますときに、だれもが賛成できる候補地選定が難しい中ではありますけれども、候補地を早急に決定いたしまして、(仮称)香芝北中学校の早期開校にこぎつける所存でございますので、議員の皆様方、ご理解とご支援をよろしくお願いを申し上げる次第でございます。 続いて、学校教育におきましては、本年度市内の各幼稚園、小学校、中学校では学習、文化、体育などそれぞれ創意工夫を凝らした発表会における教育活動を展開し、教育成果を上げてまいりました。特に、市教育委員会の指定研究校事業といたしまして、教育内容の創造と深化充実を目指し、研究発表会を開催をいたしました。二上幼稚園では、幼児の興味や要求に応じた環境づくり、三和小学校及び志都美小学校では生活科、理科における授業実践研究、また香芝西中学校では心豊かに生きる力をはぐくむ生徒指導を実施し、それぞれ園、学校の研究成果をまとめ、市内の教職員に対して、新しい学力観に基づく教育的意義や学習成果を確かめることができました。 また、11月には「第11回親切、美化県民運動推進大会」において、「第10回大和路花いっぱいコンクール」入賞団体として、鎌田幼稚園及び鎌田小学校が優秀賞に、二上小学校が奨励賞に、ともに受賞されました。これも全校挙げて児童、教職員が一致協力をし、学校の教育環境づくりにおいて長年にわたって取り組まれた実践活動の成果であると思うわけでございます。今後より一層の努力に期待をいたしておるところでございます。 次に、水道関係でございますが、水道事業についてでありますが、4条予算関係につきましては、本年度予定の老朽石綿管等の配水管布設替え工事は年内に完了する予定であります。 また、去る11月3日に行われました「ふれあいフェスタin香芝」におきましても、市民の皆さん方に水道についての認識を高めていただくため、蛇口パッキンの取りかえ方法や、また内線漏水に対する応急措置方法等の実演を行いました。今後もさまざまな機会に水道についての啓発を行うとともに、健全な水道事業に取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、21世紀をまじかに迎えた現在、香芝市にとって大事な時期でもあり、魅力と活力のある強くて優しいまちづくりを実現するために、市政の着実な発展に職員とともに精いっぱい取り組む所存でございます。どうか議員の皆さんにおかれましては、今後とも市政の推進にさらなるご理解とご協力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして行政報告といたします。どうもありがとうございました。 ○議長(田中信好君) はい、ご苦労さまでございました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程17 議案一括上程 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、議案一括上程をいたします。 事務局から議案の目次朗読をさせます。 ◎議会事務局長(上田武志君) 報第9号平成8年度香芝市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告について、議第35号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについて、議第36号香芝市の一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することについて、議第37号香芝市税条例の一部を改正することについて、議第38号香芝市乳幼児医療費助成条例の一部を改正することについて、議第39号平成8年度香芝市一般会計補正予算(第4号)について、議第40号平成8年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第2号)について、議第41号平成8年度香芝市水道事業会計補正予算(第1号)について、同第6号香芝市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて。 以上。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程18 同第6号 ○議長(田中信好君) 続いて、同第6号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(上田武志君) 同第6号香芝市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて。 香芝市固定資産評価員の選任につき、次の者を選任したいので、地方税法(昭和25年法律第226号)第404条第2項の規定により、議会の同意を求める。平成8年12月11日提出。香芝市長先山昭夫。住所、香芝市五位堂368番地の1。氏名、平井宏侑。生年月日、昭和21年10月14日。 以上。 ○議長(田中信好君) 理事者から提案理由説明を求めます。 先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) 同第6号香芝市固定資産評価員の選任につき同意を求めることにつきましての提案理由を申し上げます。 本案は、香芝市固定資産評価員に選任されておりました税務課長の上田武志氏が去る11月1日付で人事異動となり、後任として税務課長に平井宏侑氏が就任いたしました。これに伴い後任の香芝市固定資産評価員に平井宏侑氏を選任いたしたいので、地方税法第404条第2項の規定により議会の同意を求めるものでございます。どうぞご同意賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により、原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、同第6号については原案のとおり同意いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程19 提案理由説明 ○議長(田中信好君) 続いて、理事者から提出議案の提案理由説明を求めます。 先山市長。 ◎市長(先山昭夫君) それでは、提案理由につきまして、順を追って申し上げてまいりたいと思います。 報第9号平成8年度香芝市一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告でございます。 本案は、平成8年度香芝市一般会計補正予算について、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、平成8年9月27日に専決処分をいたしたものでございます。同条第3項の規定により報告いたします。その承認を求めるものでございます。 補正の内容といたしましては、平成8年10月20日執行の衆議院議員選挙の事務執行経費で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,870万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ181億5,895万円とするものでございます。 歳出の主な内容は、投・開票管理者等の報酬、職員手当、ポスター掲示場作成費等、入場券整理発行費等でございます。これらの財源につきましては、県支出金を見込んでおります。 次に、議第35号でございます、香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することでございます。 本案は、人事院勧告に基づきまして、国家公務員の給与を平成8年4月にさかのぼりまして、0.95%を引き上げる勧告をされたことによりまして、本市といたしましても国家公務員に準拠いたしまして、一般職の職員の給与を改正いたしたく、本条例の一部改正をお願いするものでございます。 主な内容といたしましては、まず一般職の給料につきましては、平均で1.001%引き上げ、別表1のとおり給料表の改正をお願いするものでございます。このほかに扶養手当、通勤手当、宿日直手当の改正内容を行っておるところでございます。本条例の施行日は、規則で定める日から改正をお願いするものでございますが、また第14条の改正規定は、平成9年1月1日から施行をお願いするものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 次に、議第36号香芝市一般職の職員の旅費支給条例の一部を改正することでございます。 本案は、技能労務職員の給与に関する規則の一部を改正したことに伴いまして、本条例の一部改正をお願いするものでございます。 内容といたしましては、技能労務職員の給料表を職務給から通し号給制に改正に伴ったものでございます。別表・級区分欄のうち、技能労務職給料表欄において、従前の級に対応する号給の変更をお願いするものでございますので、よろしくお願いいたします。 次に、議第37号香芝市税条例の一部を改正することでございます。 本案は、個人住民税における土地譲渡益課税については、土地税制の税体系のバランスや土地基本法の基本理念を踏まえ、税率等の見直しを図るために、地方税法の一部改正及び租税特別措置法の一部改正が平成8年3月31日に公布されましたことに伴う条例改正でございます。 内容につきましては、長期譲渡所得で譲渡益4,000万円以下は4%、譲渡益4,000万円超え8,000万円以下は5.5%、譲渡益8,000万円超えについては現行どおり6%の税率により課税することになり、平成8年1月1日以降に行う土地等の譲渡について適用されるものでございます。なお、切り売り防止措置に係る税額計算の特例は廃止され、平成9年4月1日から施行するものでございます。また、一般の長期譲渡所得課税が改正されることに伴いまして、優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例についても、譲渡益4,000万円以下は3.4%の現行どおりでございますが、譲渡益4,000万円超えは4%により課税することとし、その適用期限を5年間延長することになりまして、平成9年1月1日以降に行う土地譲渡益について適用され、平成10年4月1日から施行されるものであります。 次に、議第38号香芝市乳幼児医療費助成条例の一部を改正することでございます。 本案は、乳幼児医療費助成事業によりまして、子育て支援対策として養育者の経済的負担の軽減及び乳幼児の健康増進を目的に、対象年齢の引き上げの制度改正が行われることに伴いまして、条例の一部改正をお願いするものでございます。 改正の主な内容は、第2条に定める医療費助成対象年齢を現行の「2歳未満まで」から「3歳未満まで」に改めるものでございます。なお、本条例は平成9年4月1日から施行するものでございます。 次に、議第39号平成8年度香芝市一般会計補正予算についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億1,783万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ189億7,678万1,000円とするものであります。 補正の内容は、歳出におきましては本年度の本市職員の給与改定を本年4月1日から実施する人件費と民生費の老人福祉費におきまして、ショートステイ事業及び訪問入浴サービス事業委託料で845万8,000円、土木費の街路事業費におきましては、さきに説明申し上げましたように中和幹線及び穴虫・田尻線街路事業用地で6億9,700万円、中和幹線街路事業の補償、補てん及び賠償金により公有財産購入費へ振りかえまして、教育費の社会教育費におきまして、公民館施設整備補助金で4,000万円、総支出金の諸費におきまして、前年度生活保護費国庫負担金の精算に伴う返還金で87万1,000円の補正であります。これらの財源といたしましては国庫支出金、県支出金、寄付金、繰入金、繰越金、市債に求めたものでございます。 次に、第2表地方債補正につきましては、臨時地方道路整備債の限度額の変更をお願いするものでございます。 次に、議第40号平成8年度香芝市土地取得特別会計補正予算(第2号)でございますが、本案は土地開発資金の繰上償還に伴う補正予算で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億8,440万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億2,569万2,000円とするものでございます。 補正の主な内容は、都市開発資金事業費の中和幹線事業用地取得で繰上償還に伴う公債費の元金として6億7,930万円、公債費の利子といたしまして、1,550万円の補正を行うものでございます。また、中和幹線事業用地の売払収入として7億8,450万円の補正を行うものでございます。これは、事業額の拡大に伴うものでございます。 次に、議第41号平成8年度香芝市水道事業会計補正予算(第1号)でございます。 本案は、人事院勧告に基づく人件費の増額で、資本的収支予算にいわゆる4条予算の補正といたしまして、支出総額に70万円を追加し、支出総額を9億3,486万円とするものでございます。なお、資本的収入額が資本的支出額に対しまして不足する額2億7,087万円は留保資金等によりまして、補てんを予定をいたしております。 次に、議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち職員給与費を「2億3,916万円」から「2億3,986万円」に改めるものでございます。 内容につきましては、先ほど申し上げました人件費の補正によるものでございます。 以上、報告1件、議8件、いろいろと慎重ご審議によりまして、原案どおりご同意、また承認、また可決賜りますようよろしくお願いをいたします。 終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程20 総括質疑 ○議長(田中信好君) それでは、日程に従いまして、これより総括質疑に入ります。 なお、各委員会に付託を予定しています議案につきましては、所属委員会の各議員の指摘はできるだけご遠慮願いたいと思います。 それでは、総務文教委員会に付託を予定しています報第9号、議第35号から議第37号、議第39号、議第40号について総括質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 続いて、民生水道委員会に付託を予定しています議第38号、議第41号について総括質疑をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 議第38号の乳幼児医療費の助成制度を改正することについては、これは賛成なんですけれども、1歳から2歳までに医療費を拡大されたことは本当にいいことなんですけれども、今窓口立てかえ払いをしているわけなんですけれども、その窓口立てかえ払いに対しての病院で払わなくても済むような形にできないものかどうかということと、それとそのことと、1歳から2歳までに拡大されていいんですけれども、3歳までよく病気するわけなんですけれども、3歳までになぜできなかったのかお伺いしたいんですけれども。 ○議長(田中信好君) 議事進行で、田中保君。 ◆18番(田中保君) 藤本議員が言われることについては一定の理解はできるわけですが、なぜできなかったか、こういう質しに対しては、これは執行者の権限を侵すものでありますから、その辺について藤本議員も言葉足らずであったかもわかりませんが、賛成とおっしゃっているだったら、これは意見を言うておられるのか、質問をしておられるのか。なぜかということは、これは予算を伴う問題ですから、これはやはり考えていただくと、こういうことで藤本議員にぜひご理解をしていただいて、意見と言うことで議長、とめてもろうたらどうですか。 ○議長(田中信好君) 総括質疑でございますので、委員会ではございません。こういった点を委員会で、ひとつ質疑をしていただきたいというくらいの程度でおさめていただきたいと思います。 はい、ほかにございませんか。 藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 窓口立てかえ払い制度の問題については、いかがなものでしょうか。 ○議長(田中信好君) 西野福祉部長、答弁。 ◎福祉部長(西野武弘君) 乳幼児医療で助成するわけでございますが、病院での、あるいはまた医院での窓口払いの点でお尋ねをいただいております。 この点につきましては、一部負担金とこの県の助成要綱というものに基づいて、それによって私の方の助成要綱を適用し、さらにまた市単独で一部負担金の公費負担、あるいはまた所得制限等のオーバーする分の支払い分、これをするわけでございます。これにつきましては、健康増進また健康管理という認識と、あるいはまた医療費のかかる、その医療料金の認識等も深めていただくということで、償還払いという制度をとらせていただいておりまして、今後につきましてもこの償還払いで進めていきたいと、このように考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) ほかにございませんか。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程21 委員会付託
    ○議長(田中信好君) 日程に従いまして、委員会付託を行います。 報第9号、議第35号から議第37号、議第39号、議第40号については総務文教委員会に、議第38号、議第41号については民生水道委員会にそれぞれ付託することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、それぞれ委員会に付託することに決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程22 請願第3号 ○議長(田中信好君) 続いて、日程に従いまして、請願第3号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 ◎議会事務局長(上田武志君) 請願第3号市内循環バス早期実現に関する請願書。平成8年12月11日提出。請願者、香芝市関屋北7丁目21番15号、松岡徳治ほか1,632名。紹介議員、川村治、藪善男、田中保、中川廣美、小川正晴。 以上。 ○議長(田中信好君) 紹介議員から趣旨説明を求めます。 川村治君。 ◆8番(川村治君) 請願第3号市内循環バス早期実現に関する請願書。 この件について、1,633名の多くの方から市内に循環バスを走らせてほしいと、このような請願が出ておるわけでございます。今さら香芝市の道路事情はどうであるというようなことは申しませんが、とにかく早く市内の循環バスの実現が見たい、このような請願でございます。幸いにして、さきの市長選挙でもって先山市長が市内の循環バスを運行すると、このように公約の一端に掲げられました。実に機を見て敏なる市長でございます。 それであれば、非常に立派なことであるんだけれども、いいことは早くしてほしいと、これが一つの願意でございます。提出者も申しておられるわけですけれども、いろいろと市内の諸施設、例えば市役所、郵便局、あるいはまた市民ホール、こういったところに行くにもバスがあれば非常に便利である、また安全であると。特に、高齢者の方、体の不自由な方、また車が運転できないといったような方々にとって大変なラッキーニュースになるであろうと、このように思われるわけでございます。 また、提出者が申されております香芝の議会だよりを見ておりますと、傍聴に来てくださいということはたくさん書かれているんです。年をとるに従って傍聴に行くのは非常におっくうになる。ただ、このようなバスが着いてくれたら、こぞって年老いた人もみんな傍聴に行けるんではないかといったようなことで、議会にとっても大変PR、相乗効果があるんではないか、このように提出者も申されておるわけでございます。 以上の趣旨を十分にお酌み取りいただきまして、市当局に対して一日も早いバスの運行ができますよう請願をいたしていただきたい、働きかけていただきたい、このような願意でございます。 以上、地方自治法第124条の規定によりまして請願をいたすものでございます。議員の皆様には深いご理解、ご協力を求めまして賛成いただきますよう、ここによろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田中信好君) ただいまの説明に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 請願第3号について、総務文教委員会に付託いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 田中保議員。議事進行で、どうぞ。 ◆18番(田中保君) ただいま紹介議員の筆頭者であります川村議員の方から詳しく説明を受けました。 関屋北7丁目の松岡徳治さんほか1,633名の方が川村議員の申されている、ただいま説明されたことについて望まれておることであり、先ほどの紹介議員の提案はもっともな話でございます。したがいまして、一日も早く市内循環バスの早期実現に関する、これが請願書の願意でありますので、付託が原則でございますけれども、議長にお諮りをいただいて、請願第3号については、本会議で、この場で採択をしていただくようにお諮りをいただければと、このように提案申し上げます。 ○議長(田中信好君) ただいま田中保君から請願第3号については、委員会付託を省略してはどうかというご意見が出されております。 お諮りいたします。 請願第3号について、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、請願第3号については委員会付託を省略いたします。 お諮りいたします。 請願第3号について、簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、請願第3号については原案のとおり採択いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 明日、12日木曜日は総務文教委員会、13日金曜日は民生水道委員会、16日月曜日は建設経済委員会が日程となっております。議員諸侯には、各委員会の付託案件について慎重審議をよろしくお願いいたします。 また、18日水曜日と19日木曜日の両日は一般質問が日程となっておりますので、議員諸侯の格別のご協力をお願いいたします。なお、一般質問の通告期限は13日でございますので、よろしくご協力をお願いいたします。 それでは、本日はこれにて散会いたします。 どうもご苦労さまでございました。                              閉議 午後7時05分...